鹿角市議会 1999-03-03
平成11年第1回定例会(第1号 3月 3日)
○議会事務局長(畠山修三君)
ただいままでの出席議員数をご報告申し上げます。出席23名、欠席1名であります。
したがいまして、会議開会の定足数に達しております。なお、本日の欠席議員は15番畠山玄介議員であります。終わります。
午前10時01分 開会
○議長(佐藤洋輔君)
ただいま報告ありましたように、議員定数の半数以上が出席されておりますので、会議は成立いたします。よって、第1回市議会定例会を開会いたします。
本日の会議は、お手元に配付してあります議事日程第1号により進めてまいります。
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
議 長 報 告
○議長(佐藤洋輔君)
これより議長報告をいたします。
監査委員より例月出納検査書が地方自治法第 235条の2第3項の規定により提出されております。
また、市長より公社等の
経営状況説明書が、同じく地方自治法第 243条の3第2項の規定により提出されております。
次に、2月24日までに受理いたしました請願・陳情につきましては、別紙請願・陳情一覧表のとおりであります。
次に、平成10年第8回市議会定例会において、議員発議により可決されました意見書1件につきましては、総理大臣を初め、関係行政庁へ意見書を提出しておりますので、ご了承願います。
次に、平成10年12月22日から平成11年3月2日までの、議会閉会中における会議開催状況及び会議出席者につきましては、別紙のとおりであります。
次に、本定例会に市長より提出されました議案は、別紙議案目録のとおりであります。
以上をもちまして、議長報告を終わります。
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(佐藤洋輔君)
次に、日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、6番福島壽榮君、7番石川幸美君を指名いたします。
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日程第2
議会運営委員長報告
○議長(佐藤洋輔君)
次に、日程第2、
議会運営委員長の報告を受けます。
本定例会の会期及び議事日程の作成に当たり、2月24日、
議会運営委員会を開催いたしておりますので、その結果について
議会運営委員長の報告を求めます。
議会運営委員長、中西日出男君。
(
議会運営委員長 中西日出男君 登壇)
○
議会運営委員長(中西日出男君)
私から、第1回
鹿角市議会定例会にかかわる
議会運営委員会を去る2月24日午前10時に開催いたしておりますので、その結果について、ご報告申し上げます。
お手元に、会期・議事日程表をお配りいたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。
まず、会期でございますが、本日3月3日から3月19日までの17日間としております。
次に、議事日程でございますが、本日3月3日が本会議、議事日程第1号により進めてまいります。本日は議案が上程されますが、提案理由の説明を受けるだけとしております。
3月3日から3月7日までの4日間は、議案調査及び休日のため、休会となります。
3月8日は、議事日程第2号により進めてまいりますが、本日本会議に上程されます議案についての質疑を行います。
3月9日、10日の2日間は、議案調査のため休会となります。
3月11日と12日の両日は一般質問となり、議事日程第3号及び第4号により進めてまいります。
3月13日と14日は、休日のため休会、15日から17日の3日間は、付託事件の審査のため常任委員会としております。
翌18日は事務整理のため休会となります。
3月19日は最終日でありますが、本会議、議事日程第5号により進めてまいります。
以上の会期・議事日程により進めてまいりたいと思いますので、何分のご協力のほどをお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐藤洋輔君)
ないものと認めます。よって、
議会運営委員長の報告を終わります。
(
議会運営委員長 中西日出男君 降壇)
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日程第3 会期の決定
○議長(佐藤洋輔君)
次に、日程第3、会期の決定を議題といたします。
会期は、ただいまの
議会運営委員長の報告のとおり、本日より3月19日までの17日間と決定いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日程第4 市長施政方針及び行政報告
○議長(佐藤洋輔君)
次に、日程第4、市長の施政方針及び行政報告を受けます。市長。
(市長 杉江宗祐君 登壇)
○市長(杉江宗祐君)
平成11年3月定例市議会が開会されるに当たり、施政方針及び諸般の報告を申し述べ、議員並びに市民各位の一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
21世紀が間近に迫った今、日本経済は依然として低迷しており、本市を取り巻く環境も人口減少、少子高齢化、国際化、広域化、商業の空洞化などへの対応が重要な課題となっております。
これまで、私は「安心できるまち」「活き活きとしたまち」「美しいまち」「英知あふれるまち」「大勢でつくるまち」を目指したまちづくりに努めてまいりましたが、第4次鹿角市総合計画の計画期間もあと2年を残し、新たな総合計画を策定する時期を迎えており、このような本市を取り巻く環境を踏まえ、平成11年度を今までの施策の点検や市民の声を反映した「新しい総合計画」への準備期間ととらえ、地方分権の趣旨を踏まえた新たなまちづくり計画の創造に努めてまいります。
また、真に豊かな地方を創出するため、鹿角市行政改革大綱を基本とした事務・事業の取捨選択と財政の健全化や政策形成の能力開発等の人材育成に努め、全職員一丸となって英知を結集するとともに、市議会や市民のご協力をいただきながら、地方自治体の真価を問われる地方分権に対応した事業の展開を図ってまいりたいと考えております。
初めに、経済動向と財政運営についてでありますが、我が国経済はいまだ極めて厳しい状況下にあり、このような情勢のもとで閣議決定された平成11年度の国の予算案は、いわゆる15カ月予算の考え方のもとに、平成10年度第3次補正予算と一体的にとらえ、当面の景気回復に向け全力を尽くすとの観点に立って編成されたものであります。
また、地方財政については、経済対策として恒久的な減税が実施されることに加えて、地方税収や地方交付税の原資となる国税収入が落ち込む一方で公債費の累増が見込まれる反面、当面の緊急課題である経済再生への対処、少子・高齢社会に向けた地域福祉施策の充実等への対応が求められており、簡素で効率的な行政システムを確立するため、徹底した行政改革の推進と、歳出の重点化を図り、財政体質の健全化に努めることが急務とされております。
本市の平成11年度予算は、このような国・地方の経済情勢や財政状況を踏まえ、行政改革の積極的な推進を念頭に、事務・事業全般にわたる見直しと経費の節減を図りつつ、
デイサービスセンター建設事業、
毛馬内保育園改築事業の着手や
中小企業振興対策など、時代の要請にこたえながら、
下水道整備事業など市民生活に密着した
生活関連社会資本の整備など、住民福祉の向上、基幹産業である農業を初めとする産業基盤の整備促進など活力ある地域社会の実現のため、限られた財源の中で経費の一層の重点的・効率的な配分により編成いたしております。
その結果、
一般会計予算規模は 181億 1,716万 6,000円で、前年度当初予算と比較すると 7.5%の増となっております。
その概要についてでありますが、歳入の市税については、
個人住民税所得割の恒久的な減税が実施されることや、景気の低迷により法人税割の大幅な減収が見込まれますが、固定資産税、市たばこ税の増収を見込み、前年度とほぼ同額の34億 2,838万 9,000円を計上しております。
地方特例交付金については、
個人住民税所得割の恒久的な減税の実施による減収の一部補てん策として新たに設けられたものであり、1億円を計上しております。
地方交付税については、地方財政計画では19.1%と大幅な伸びになっておりますが、都市部の税収の減収に伴う財源不足対策に回るものと見込まれることから、普通交付税において前年度決定額の99.5%に当たる68億 172万 5,000円を、特別交付税においては前年度と同額の8億 5,000万円を計上しております。
繰入金については、財源対策債の定時償還に充当する減債基金繰入金 4,502万 2,000円など、合わせて 7,216万 4,000円を計上しております。
市債については、
デイサービスセンター建設事業債、
毛馬内保育園改築事業債を見込んだほか、
個人住民税所得割の恒久的な減税の実施に伴う税収の減収補てん分として措置される減税補てん債など、合わせて15億 6,530万円を計上いたしましたが、起債依存度は 8.6%で、地方財政計画の12.7%を大幅に下回っております。
また、歳出の性質別経費では、
デイサービスセンター建設事業、
毛馬内保育園改築事業等により、投資的経費が38億 3,986万円となり、前年度比36%増で予算全体の21.2%を占めております。
消費的経費については、行政改革の推進による事務・事業の見直しなどにより、前年度に比較し 9,448万 6,000円、率にして 0.9%の微増となっております。
また、公債費については、過去3年続けて繰り上げ償還を実施したことなどにより、前年度に比べ額で 8,628万 2,000円、率にして 3.9%減少しております。
特別会計につきましては、7会計の予算総額は 107億 7,069万 3,000円で、対前年度比 3.5%増となっております。
また、
上水道事業企業会計では、収益的支出において、対前年度比6%減の5億 472万円、資本的支出においては、25.8%減の3億 5,388万 9,000円となっております。
次に、国際交流についてでありますが、多くの市民の幅広い国際交流を推進するため、
ハンガリー共和国ショプロン市及び中国武威市との交流事業を実施しておりますが、招待を受けているショプロン市については7月ごろに、また、武威市については、友好協定を締結するため5月ごろに、それぞれ行政と民間の訪問団を組織し、
鹿角国際交流協会と一体となった派遣事業を実施してまいります。
また、
海外青年招致事業(いわゆるJET事業)については、現在の交流員が契約満了となるため、新たな交流員を迎え、地域の国際理解の一層の推進を図ってまいります。
次に、農業施策についてでありますが、担い手の減少と高齢化、遊休農地の増加、農村地域の活動の低下など、我が国の農業は大きな変革を迎えておりますが、今通常国会で審議されている新農業基本法は、これらの課題に対応し、これからの農業・農村に展望を与えるものと期待されております。
このため、本市においては、新しい基本法に基づく施策プログラムの動向を見据えながら、本市の風土や気象条件に適した特色のある独自の農業施策として、地域農業の多様な担い手の確保・支援、生産部門の拡大などによる経営の多角化、農業農村環境の整備促進など積極的な施策の展開に努めてまいります。
山村振興対策事業につきましては、平成10年度に引き続き中山間地域を対象に
生活環境基盤等の整備を進めるとともに、特定農山村
地域市町村活動支援事業への取り組みとして、幅広い
地域活性化事業の資金に充てることを目的として、鹿角市中
山間地域振興基金を国・県の助成を受け設置することとしております。
生産調整対策につきましては、減反始まって以来最大面積となった平成10年度と同面積の1,195ヘクタールの配分を受けたことから、関係機関・農業団体等と一体となり生産調整目標の達成に向けて取り組んでまいります。
また、減反田の有効活用を図る独自の施策として、青大豆の生産拡大と定着化を図るため、鹿角地方の在来種である「雪ノ下」を改良した、青大豆「秋試緑1号」の種子を5ヘクタール分確保し、転作奨励作物として栽培希望農家へ無償配付する事業を実施してまいります。
畜産振興につきましては、農畜産物の自由化等の影響を受け、市場相場が低迷している状態が続き、畜産農家は厳しい経営状況にあり、また、畜産農家と飼養頭数がともに減少傾向にあることから、牧野の集約化も含めた生産構造の改善や、畜産経営体の育成支援等将来的な畜産振興の展望を見据えながら、畜産農家の経営安定を図るために関係機関と連携し、諸施策を推進してまいります。
農業総合支援センターにつきましては、支援センターを拠点とした
農業情報システムの運用開始により、計画的な農作業が可能な気象情報の受発信や、効率的な経営に欠かせない
農家端末パソコンの
ネットワーク化など、新たな農業情報による農家の経営支援に努めてまいります。
アンテナショップ事業につきましては、秋田鹿角屋と連携を図りながら、情報の受発信や交流拠点施設としての機能を生かし、地域農産物の消費拡大及び特産品の販売促進を中心としたイベント開催や、
宣伝キャンペーンを実施してまいります。
農村総合整備事業につきましては、
多目的共同利用施設「
下川原地域活動センター」が完成いたしましたが、平成11年度は、宅地分譲、農村公園等を整備するとともに、農道松館大里線や
農業集落道四谷高清水線を中心に継続実施してまいります。
ほ場整備事業につきましては、将来の稲作の条件整備を図るため、平成11年度から県営事業として花輪、芦名沢両地区のほ場整備事業を実施してまいります。
農業集落排水事業につきましては、国の平成10年度補正予算により、大幅な工事費の確保ができましたので、「小豆沢地区」の管路工事を引き続き進め、平成13年度の供用開始を目標に事業促進に努めてまいります。
林業の振興につきましては、森林機能の保全のために造林、保育施業、治山治水の推進、森林環境の保全啓蒙を目的として事業を進めるとともに、最終年次を迎える「
山村活性化林業構造改善事業」の完了に努めてまいります。
次に、商工業施策についてでありますが、全国的に景気低迷が続く中で、一部業種についてはわずかではありますが、回復の兆しが出てきているものの、依然として景気の回復が見えない厳しい状況にあります。
中小企業対策につきましては、国の
金融安定化特別保証制度の活用を一層促すとともに、本市としても引き続き鹿角市
中小企業振興資金に対する利子補給と返済期間の延長や融資枠の拡大を図るため、「商工組合中央金庫」への預託金 2,000万円を増額し、設備投資や経営の安定のため資金面での支援に努めてまいります。
また、商工業の振興策につきましては、商店街の
空き店舗対策事業の継続や地域振興事業などへの支援を実施してまいります。
雇用問題につきましては、企業誘致や地場企業への育成の一環として「鹿角市
工場設置促進条例」の改正を行い、指定基準の緩和、助成限度額の引き上げなどにより企業の事業拡張等に対応するとともに、雇用の確保に努めてまいります。
企業誘致につきましては、経済不況の中においてはまことに厳しい状況にありますが、秋田県
企業誘致推進協議会が実施する首都圏及び関西地区での企業立地説明会に積極的に参加し、情報交換をするとともに、市単独での種々の調査を含め関係機関の協力を得ながら誘致活動を積極的に推進してまいります。
なお、情報管理関連のソフトウエア企業から本市へ進出したいとの申し入れがあることから、その誘致について協議をしており、その実現に向け努力してまいります。
次に、観光施策についてでありますが、北東北3県に位置する十和田八幡平国立公園は、国内屈指の景勝地であり、国内はもとより海外から訪れる人々も年々増加する傾向にありますが、観光ニーズの多様化により、団体旅行から小グループ旅行へ、また、物見遊山型から体験知識拡大型へと旅行形態が変化しており、このような観光客のニーズを的確に把握しながら、きめ細かい戦略の立案により積極的な事業展開を図ってまいります。
特に、観光受け入れ体制強化策の中心的役割を担う「社団法人十和田八幡平観光物産協会」の設立により、組織・財政基盤の強化と指導、助言を行うとともに、観光・物産の宣伝、販路の拡大のための各種行事の開催や観光誘客、物産展事業を協力して実施してまいります。
また、「見て感動、体験して感動できる観光鹿角」の体制づくりのため、埋もれている観光資源の見直し、掘り起こしや北東北の観光拠点基地として、ふさわしい民族芸能イベントなど、ソフト・ハード両面の充実を図り、誘客を促進してまいりたいと考えております。
地域振興関係につきましては、国土庁の補助を得て実施した地域間交流広場の活用を促進するため、関係する市町村との広域
ネットワーク化や合同イベントの開催など、連携を強化する「地域間交流支援事業」を実施してまいります。
緑のダイヤモンド事業につきましては、環境庁が策定した総合整備基本計画での本市にかかわる事業は、秋田県が実施する事業として、歩道整備を中心に案内標識や休憩施設など9件、また、環境庁直轄事業として、大沼ビジターセンター全面改築や大沼一周歩道の整備などが計画されており、順次着手されることにより自然環境の保全と利用施設の整備が図られ、将来に誇れる国立公園が形成されるものと期待しております。
次に、建設施策についてでありますが、交付金事業で進めている市道六日町三日市線につきましては、移転補償等を実施しておりますが、平成11年度には一部路線の道路改良工事を実施してまいります。
また、市内通学児童、生徒の歩行者安全確保を図るための交通安全施設整備事業として、市道中野押出線の十和田中学校前十字路から毛馬内駐在所国道交差点までの延長 800メートル間を幅員2メートルの歩道に整備するため、路線調査と用地買収を先行してまいります。
国道 103号の整備状況につきましては、十和田湖ツーアップ計画により進めている大湯中滝間の整備計画のうち、大楽前工区の延長2.45キロメートルについては、現在ルートの提示により路線詳細測量を行っており、平成11年度は用地買収に入ると伺っております。
国道 282号錦木工区につきましては、平成10年度中に用地測量が終了し、平成11年度からは本格的な用地買収に入ることから、用地にかかわる協議を促進するため、地権者会の設立について市として協力し、早期工事着手に向け積極的な働きかけをしてまいります。
ふるさとの川整備事業計画調査につきましては、県が実施する大湯川親水空間整備事業として、平成11年度にゆっこ大橋から開明橋までの約 220メートル間の護岸改修調査に入る予定となっていることから、この県事業と並行して「ほたる護岸」等の設置を促してまいります。
また、大湯温泉街での歩道整備計画については、県において平成11年度予備調査を行う計画であると伺っております。
同盟会関係につきましては、北東北圏域との広域的高速交通網の確立を図るため、〔仮称〕能代・八戸間北東北横断道路整備促進期成同盟会を、青森県側1市6町4村、秋田県側3市16町2村の32市町村の構成により、平成11年度に発足することにしており、関連する国道や本市の懸案路線である大湯田子線の未開通部分の整備促進を図る運動を展開してまいります。
次に、都市計画施策についてでありますが、県施行による花輪通り線谷地田町工区は、平成10年度でおおむね用地取得及び建物移転補償が完了予定となることから、平成11年度は延長約238.5メートル間の道路部分の築造工事が進められることになっております。
また、六日町工区につきましては、県単による路線調査測量が進められていく計画であると伺っておりますが、古風豊かな商家の通りが一部残っていることから、街路事業の推進とあわせ、この「こみせ」通りのイメージを残したまちづくりを検討するため、調査事業を進めてまいります。
花輪尾去沢線につきましては、引き続き用地取得、建物移転補償が進められるほか、稲村橋のかけかえ工事として、尾去沢下モ平の橋台と現在の橋の上流側の架設工事を進めていくと伺っております。
総合運動公園につきましては、平成10年度で第1期計画19.4ヘクタールの整備が予定どおり完了いたしましたが、この施設の利用を促進するため、平成11年度において園内の一部、約 0.5ヘクタールを花畑として整備し、より気軽に利用いただくための施設として整備してまいります。
花輪地区公営住宅の建設につきましては、建設予定地が「準工業地域」であることや、それに隣接する北側が未利用地となっていることから、地区計画の策定を行った上で用途の変更手続を進め、この変更が整い次第、用地の取得や宅地建設にかかわる一連の事業を進めてまいりたいと考えております。
次に、公共下水道事業についてでありますが、平成11年度においても引き続き、花輪、毛馬内、大湯、尾去沢地区の供用区域の拡大を図るため事業を進めてまいりますが、尾去沢地区については、平成12年4月から供用開始できるよう事業の推進を図ってまいります。
次に、水道事業についてでありますが、長引く経済不況による給水収益の減収に加え、社会環境の変化に伴う水道水質の安全対策など、取り巻く経営条件はますます厳しさを増しておりますが、水道事業は市民生活や企業活動、都市機能を維持するための基盤施設として、年々多様かつ高度な機能強化が求められていることから、「事業効率の向上」や「経営基盤の強化」を図るため、給水ハンドブックの作成配付など使用者の方々への適切な水道情報の提供を初め、生活に密着した水道普及・サービス対策に万全を期してまいります。
また、安定した水源の確保、ゆとりある施設能力の確保や効率的な送・配水システムの構築に向けて、引き続き大湯中通り東町線配水施設拡張事業、浄水設備の更新などのほか、新たな配水拡張については、投資効果及び採算性を考慮し実施してまいります。
次に、福祉施策についてでありますが、高齢者が住みなれた地域、家庭で健やかに生きがいを持って生活し、たとえ介護が必要になったときでも、残された能力を生かして人間らしく生きることが市民共通の願いであると考えておりますが、介護保険制度の導入により、老人保健福祉施策は大きな転換期を迎えております。
介護保険制度は、みずからが地域の福祉サービスの水準とそれに伴う負担を選択するという自己決定自己責任の原則となることから、本市といたしましては、従来にも増して市民の意向を反映し、地域特性を踏まえた高齢者福祉施策を推進するとともに、平成11年10月からの要介護認定及び被保険者証発行に伴う介護認定審査会の設置や地区ごとの説明会の開催により介護保険制度の周知徹底を図ってまいります。
また、介護保険事業計画策定委員会を設置し、市独自のサービスや保険料の額などを検討いただき、向こう5年間の給付対象サービス量の見込みや、サービスの確保方策等を内容とする介護保険事業計画を策定してまいります。
サービス基盤の整備については、24時間対応ホームヘルプサービスや、デイサービスの充実、整備を推進するとともに、保険の対象にならないサービスも含めた利用者本位の総合的・効率的サービス提供体制を整備してまいります。
その一環として、東恵園の隣接地に要介護老人30人、痴呆性老人10人、合わせて40人が利用できる単独型のデイサービスセンターの建設や平成11年3月をもって閉園する尾去沢第1保育園を改修し、家庭における孤独感や虚弱化を防止するためのデイサービス事業を実施してまいります。
障害者福祉につきましては、障害のある方々の日常生活に必要な福祉サービスの向上に努めるとともに、健康でゆとりと生きがいのある活動を支援するため基盤整備を進めてまいります。
児童福祉施策につきましては、少子化や核家族化、夫婦共働きの一般化などに伴い、多様化している保育ニーズへの対応や子育てしやすい環境づくりを一層推進するため、老朽化の進んでいる毛馬内保育園を一時保育や子育て相談などの地域子育て支援センター機能も含めた多機能保育所として、毛馬内高田地区に移転改築いたします。
また、夫婦共働き等のための延長保育等の保育サービスの拡充や小学校低学年児童を対象とした放課後児童健全育成事業を新たに取り組んでまいりますが、今年度は特に需要の多いと見込まれる尾去沢地域を対象に、尾去沢小学校の余裕教室を活用しての児童クラブを開設することとしております。
次に、健康づくりについてでありますが、少子高齢化が急速に進む中で、市民を取り巻く社会環境の変化やライフスタイルの多様化が進んでおります。
中でも、健康を取り巻く環境は大きく変化し、子どもからお年寄りまで、おのおののライフステージにおける健康づくりは、生きがいを持ち自立して暮らすことが重要であると考えております。
こうした状況の中で、長寿社会にふさわしい生き方の指針としての「鹿角市健康づくり計画・生き生き21健康プラン」に基づき、「健康」をキーワードとした保健・医療・福祉の幅広い分野にわたり、民間と行政が一丸となって、生涯を通じた健康づくりの実践に努めてまいります。
健康プランの推進につきましては、成人、老人保健事業の推進に努めるとともに、タートルマラソン全国大会の成功を記念し、市民の健康保持とスポーツの普及等を目的とした鹿角市版タートルマラソンを関係団体との共催により実施してまいります。
次に、戸籍事務の電算化についてでありますが、戸籍事務処理の省力化と諸証明の迅速な発行による市民サービスの向上を目的とした、戸籍事務電子情報処理システムの導入を予定しており、戸籍については平成12年3月、除籍については平成13年1月の稼働を目標に事務を進めてまいります。
次に、環境保全対策についてでありますが、本市の美しい自然環境の保全と、より安全で快適な生活環境を将来に引き継ぐため、21世紀の環境施策の指針となる環境基本計画の策定に向け基礎調査を進めてまいります。
快適な環境づくりにつきましては、市民主導で発足した「快適環境まちづくり市民会議」を中心に、各種団体等による環境美化活動が展開されておりますが、毎年4月の第4日曜日及び4月29日の緑の日を「市民総参加清掃行動日」として快適環境まちづくり市民会議が設定したことから、全市民一斉による環境美化活動を推進するため、積極的に支援してまいります。
次に、教育関係についてでありますが、学校施設の整備につきましては、継続事業として進めてまいりました八幡平小学校大規模改造事業の特別教室棟改修を引き続き進めるほか、八幡平中学校体育館の暖房設備や城山野球場外野グラウンドの表層土の入れかえなどの補修整備を実施してまいります。
また、国特別史跡大湯環状列石環境整備事業については、万座環状列石の保存整備、建物遺構の復元、縄文時代の風景を再現する地形復元や、〔仮称〕体験学習館及び駐車場用地取得などを実施してまいります。
次に、諸般の報告について申し上げます。
本市の行政区域の面積についてでありますが、小坂町との境界確定により、自治省告示に基づく国土地理院の面積調査の結果、707.34平方キロメートルと決定いたしました。
次に、農業関係についてでありますが、10年産米の出荷状況につきましては、「あきたこまち」を主体に18万 1,463俵が出荷されており、等級別では1等米が95.8%、2等米が 4.0%、3等米が 0.2%となっております。
主要野菜のネギについては、1月末現在の出荷量が前年度対比で98.3%の 357トンの実績になっておりますが、他産地の台風・水害により葉菜類不足から市場価格が高値で推移し、販売額は前年を大きく上回り 141.3%の1億 2,807万 8,000円となっております。
葉たばこについては、出荷量が 434トン、販売額は7億 5,663万円と前年を若干上回り、栽培農家の高品質栽培への取り組みによる高収益が維持されております。
山村振興対策事業につきましては、国・県の景気浮揚対策枠で補助金の追加配分を受け、上寺野地区暗渠配水事業を実施することとしており、予算の執行に当たっては繰越明許費として3月補正予算でお願いいたしております。なお、工事着工については、早期発注に努めてまいります。
秋田県畜産開発公社につきましては、家畜導入事業における不適切な事務処理から端を発し、県議会において負債整理対策等について審議されたところであります。
本市としては、出資金の取り扱いと熊取平公社牧場の問題がありますが、出資金については、公社の臨時総会において元の額に戻すことを条件に一部運用が認められ、また、公社に委託している熊取平公社牧場については、数年前から牧場の経営難を理由に撤退の意向が示されていることから、この処理策について県、公社、市の三者による協議を重ねてまいります。
なお、畜産開発公社の出資金総額は7億 8,000万円で、このうち鹿角市は 370万円となっております。
農業総合支援センターの機能構築につきましては、国の補助を受け、平成8年度から3カ年で進めてまいりました情報基盤型の地域連携確立農業構造改善事業は、今年度計画した
農業情報システム構築を、3月中旬に終了する予定であります。
次に、雇用情勢についてでありますが、建設業及び製造業において工場閉鎖や事業縮小があった影響もあり、事業主の都合による離職者が大幅に増加しておりますが、1月の有効求人倍率は、鹿角は0.55倍で有効求人数 540人に対し有効求職者数は 979人となっております。
また、新規求職者が大幅に増加している中、求人は依然として低調に推移しており、雇用失業情勢は一段と厳しい状況となっていることから、去る2月9日、緊急鹿角市雇用関係対策会議を開催し、その対策として関係機関で市内の企業数社を訪問し、特に中高年の雇用機会の拡大についてお願いをしております。
また、鹿角市郡三高校の新規高卒者の就職状況についてでありますが、就職希望者 169人のうち内定者が 160人、未定者が9人となっております。
県内就職については、希望者数98人に対し、就職者は91人で92.9%となっており、全体での内定率は94.7%となっております。
次に、商工関係についてでありますが、中小企業に対する金融機関の貸し渋り対策として施行された、国の金融安定化制度における認定申請は、1月末現在 239件、その融資状況は 207件、34億 6,120万円で、事業者の経営資金調達及び倒産防止に大きな効果があったものと受けとめております。
商況につきましては、長引く景気低迷に伴い消費者の買い控えなどの影響から売り上げが減少している実情であり、このような状況から、国の景気対策の一環としての地域振興券交付事業を進めておりますが、本市の場合は、この地域振興券を3月10日から、1万 1,200人を対象として、約2億 2,000万円が交付されることから、これに対応して各商店街においてもそれぞれ独自の企画を準備していると伺っており、この波及効果を期待しております。
また、10年度新規事業として実施している
空き店舗対策事業につきましては、2月現在、5店が店舗を開設し営業を行っております。
次に、観光関係についてでありますが、雄大な自然環境にある十和田八幡平を抱えた観光地として位置づけるため、「鹿角市観光写真コンテスト」を実施し、県内外から37件、 147点の応募がありましたが、発表会及び表彰式につきましては3月25日に開催する予定であります。
「社団法人十和田八幡平観光物産協会」設立につきましては、総会が去る2月26日に開催され、21世紀の観光物産施策のあるべき方向を的確に把握しながら、観光・物産の宣伝、各種行事の開催を初め、調査研究事業などの強化に取り組むこととしております。
次に、除雪状況についてでありますが、今冬は1月以降平年を上回る降雪量が見られたことと、2月に入り集中的に降り続いた雪で、6日午前中に90センチメートルを超える量に達したことから、主要道路等の交通の確保、市民生活の安全確保を図るため、庁内に「雪害警戒対策室」を設置いたしましたが、当初見込んだ除雪費に不足が生じたことから、今議会に追加補正をお願いしております。
次に、高田地区土地区画整理事業についてでありますが、現計画では、工事完了を平成12年度とし、清算事務を平成17年度までの5カ年で完了する計画でありましたが、工事期間を平成17年度まで5カ年延長し、その後、換地処分については平成18、19年の2カ年で、清算事務は平成20年度から5カ年で行い、完了予定年度を7年間延長し平成24年度とする事業認可の諸手続を進めております。
次に、本年度下半期の上水道事業等の業務状況についてでありますが、長引く経済不況の影響などにより給水収益が伸び悩み、本年度2月分までの調定額累計で、簡易水道が 2,491万円、上水道が4億 8,221万円となり、前年同期に比較し若干増額となっているものの、ほぼ横ばい状況が続いており、引き続き漏水などの早期発見・対応に努め、一層有収率の向上を確保してまいります。
次に、福祉関係でありますが、去る12月30日、めでたく 100歳になられた八幡平谷内の阿部マミさんに長寿祝い金を給付し長寿を祝福しております。
次に、第72回全日本学生スキー選手権大会についてでありますが、1月12日から6日間にわたり、男子 134校、女子89校の参加で開催されましたが、JR鹿角花輪駅前での開会式には、寛仁親王殿下のご臨席を賜り、また、雪不足の心配もなく、協議運営もスムーズに行われ、大会は成功のうちに終了しております。
次に、平成10年度補正予算の概要について申し上げます。
今回の
一般会計補正予算は、各事務・事業について、決算見込みに基づき調整の上編成しました。
その結果、補正額は2億 5,945万 2,000円の減額となり、補正後の予算額は 177億 9,760万2,000円となっております。
歳出の主な補正内容としては、公営住宅建設事業費の減額のほか、1月、2月の大雪に伴う除雪委託料の追加 5,000万円、まちづくり基金の積み増し分として 5,097万 2,000円、縁故債9,050万円を繰り上げ償還するための公債費の追加などであります。
また、繰越明許費については、地域振興券交付事業、〔仮称〕生涯
学習センター建設事業のほか、国の経済対策に関連する事業について設定しております。
さらに、債務負担行為については、農業経営基盤強化資金利子助成事業の実施見込みによる変更と担い手農業者経営安定対策事業の追加補正をしております。
特別会計については、
下水道事業特別会計、
農業集落排水事業特別会計において、国の経済対策にかかわる事業費の追加補正と、それにかかわる繰越明許費を設定しております。
また、高田地区土地区画整理事業特別会計では、公共施設管理者負担金事業にかかわる繰越明許費を設定しております。
その他の特別会計及び上水道事業会計においては、決算見込みによる補正をしております。
本定例会には、報告1件、
過疎地域活性化計画の変更案件1件、字の区域変更案件1件、土地改良事業案件1件、市道案件3件、特別会計への繰り入れ案件4件、条例案件17件、補正予算案件8件、当初予算案件9件、合わせて45件のご審議をお願いしております。
詳細につきましては、それぞれの担当部長から説明を申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いを申し上げる次第であります。
○議長(佐藤洋輔君)
市長の施政方針及び行政報告を終わります。
(市長 杉江宗祐君 降壇)
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日程第5
教育委員長教育方針
○議長(佐藤洋輔君)
次に、日程第5、教育委員長の教育方針を受けます。
教育委員長職務代理者。
(
教育委員長職務代理者 木次谷郁子君 登壇)
○
教育委員長職務代理者(木次谷郁子君)
教育行政につきましては、議員各位の深いご理解とご協力により、年々教育施設の充実や学力の向上が図られるなど、まことに感謝にたえないところであります。
特に、平成10年度は八幡平小学校大規模改造事業の継続、花輪小学校及び尾去沢小学校体育館暖房設備事業の実施、中学校への「心の教室」の設置に伴う相談員の配置、木の教室の改造、コンピューター設置など、教育施設環境を充実することができました。
この場をお借りいたしまして、心から感謝の意を表したいと存じます。
本定例市議会が開会されるに当たり、平成11年度の教育方針を申し上げ、さらに深いご理解とご支援を賜りながら、教育行政を進めてまいります。
平成11年度の教育目標を、「心豊かで、たくましく、郷土を愛し、その発展に尽くす市民を育てる教育を進める」と定め、この目標達成のための基本方針を立てました。
学校教育においては、「幼児・児童・生徒一人一人の個性と能力を伸ばし、心豊かでたくましく生き抜こうとする、強い意思と態度を養うための実践に努める」とし、社会教育においては、「市民が潤いのある地域文化の創造と、住みよいまちづくりを目指す社会教育を進める」。生涯学習においては、「市民が生涯にわたり、いつでも、どこでも、だれでも自由に学習機会を選択して学ぶことができ、その成果が適切に評価される、生涯学習社会の構築を目指す」、また、スポーツ振興においては、「市民の健康増進と活力あるまちづくりを目指し、生涯スポーツの振興・充実を図る」としております。
初めに、学校教育についてでありますが、全国的にさまざまな少年犯罪が顕在化し、心の教育が学校教育の大きな課題としてクローズアップされる中で、子どもたちの日常の生活に十分配慮しながら、学校教育を推進してまいります。
学校教育の現状につきましては、平成11年度の児童・生徒数は、前年度と比較して小学校が71人減の 2,240人、中学校が 114人減の 1,353人、合わせて 185人減の 3,593人となり、学級数では、小学校が3学級減の93学級、中学校が3学級減の44学級、全体で 137学級となる見込みであります。
教職員数は、7人が減員になり、小・中学校合わせて 239人の見込みですが、今後若干の増員も予想されます。
次に、平成11年度学校教育の重点目標でありますが、基本方針を達成するには、教職員の資質の向上と学校施設の整備と充実が必要であり、この両面から目標を設定いたしました。
教職員の資質の向上につきましては、「学力の向上を図る指導の工夫」、「ふるさと教育の推進」、「情報教育・科学教育の推進」、「生徒指導の充実」、「体育・健康教育の推進」、「教職員研修の充実」の6項目を設定しております。
学力の向上については、学校教育の基本的な使命として、子どもたちの学ぶ意欲や態度の育成、基礎的・基本的内容の定着を図り、一人一人の個性や能力に応じた学習指導の工夫をしていく中で、社会の変化に対応できる子どもたちの育成に努めてまいります。
ふるさと教育の推進については、郷土の文化や自然に親しむ体験的活動の推進や、学校を取り巻く地域のさまざまな素材を活用し、地域の教育力を生かしながら、特色ある学校づくりを目指します。
また、さまざまな人々との触れ合いを通し、思いやりの心を大切にする福祉教育の充実や、豊かな郷土を大切にする環境教育を進めるとともに、国際交流員との交流や、外国でのホームステイ交流などに側面的な支援をしてまいります。
情報教育については、平成10年度で小学校に2人に1台のコンピューターを導入し、中学校においても、平成11年度、12年度の2カ年で1人に1台導入する計画で、インターネットへの接続も予定しており、小・中学校ともさらに操作能力の向上を図りながら積極的な活用ができるよう指導してまいります。
科学教育については、理科の研究発表や創作科学活動など、県内において高く評価されている授業について、今後とも積極的に支援をする中で、子どもたちの科学への興味・関心を高めてまいります。
生徒指導の充実については、学校不適応やいじめ及び非行など、子どもたちを取り巻くさまざまな問題に対し、学校・家庭・地域・関係機関などが一体となって、調査研究を深めながら適切な対応に努め、明るく健全な学校生活を送れるように努めてまいります。
体育・健康教育の充実については、意図的・計画的な体育活動の実践により、子どもたちの体力の低下を防ぐとともに、生涯を通じて健康で安全な生活ができるように、自己の管理能力の育成を図るとともに、学校給食についても安全な給食の供給を推進してまいります。
教職員の研修については、自校の教育課題に生かされる研修を、学校全体や教師一人一人の自覚のもとに推進し、鹿角教職員研修における公開や、研修会などに積極的に参加して、自己の資質の向上を図ってまいります。
学校施設の整備と充実については、老朽校舎の改修・改造や、プールなどの施設の計画的整備を進め、豊かな環境づくりに努めてまいります。
この、重点目標実現のための主な事業としては、八幡平小学校大規模改造事業の継続、尾去沢小学校の給食業務を南給食センターへ統合、中学校へのコンピューター1人に1台の更新、「心の教室相談員」の継続配置、八幡平中学校屋体暖房設備の設置、米飯給食週2回から週3回の実施、小・中学校の学力検査の継続実施、1園1校1特色運動の継続などを実施してまいります。
次に、社会教育の重点目標についてでありますが、今後、社会情勢は情報化、国際化の進展や少子化、超高齢化時代に突入し、ますます急激かつ複雑に変化していくことが予想されます。このような状況に適切に対処し、市民が充実した生活を営むため、社会教育の基本方針に基づき、「社会教育の推進」、「まちづくり、地域・生活課題と密着した活動の推進」、「女性施策と青少年育成の推進」、「文化遺産の保護伝承と文化活動の推進」、「社会教育施設の整備」の5項目を重点目標として設定しております。
社会教育の推進については、社会教育体制の整備・充実や、学習機会の拡充並びに内容の充実を図りながら、市民の主体的・自主的学習活動の促進に努めるとともに、多様化・高度化する市民の学習要求に対応するため、学習情報、資料の提供を図り、市民の学習ニーズの把握や学習相談の充実に努めてまいります。
また、学習活動の援助者として、指導者の育成及び活用と、ボランティア活動の推進を図ってまいります。
まちづくり、地域・生活課題と密着した活動の推進については、市民憲章の精神を生かし、家庭及び地域の教育力の向上を目指すとともに、行政と市民が一体となった地域活動の実践・奨励に努めてまいります。
また、女性施策と青少年の育成については、男女が社会の対等な構成員として、あらゆる分野に参画できる、男女共同参画社会の実現を目指すとともに、青少年が健やかに成長し、郷土の担い手となるように、社会全体で青少年を育てていく風土づくりや、思いやりをもってたくましく生きる青少年の健全育成運動を推進してまいります。
文化遺産の保護伝承と文化活動の推進については、市内における文化財など、文化遺産の保護・保存を図るとともに、地域文化活動の啓蒙並びに市民の文化財愛護思想の高揚に努めるとともに、芸術文化振興のため芸術鑑賞機会の提供と各種事業の拡充を図り、市民の理解と関心を高め、芸術文化活動を推進してまいります。
先人顕彰館等の利活用推進については、展示内容の充実を図り、事業を通して県内外へのPRに努めてまいります。
社会教育施設の整備については、各施設の改修と設備を計画的に整備してまいります。
この重点目標実現のための主な事業としては、〔仮称〕生涯
学習センター建設促進、鹿角まほろば塾など公民館講座の開催、高齢者社会参加事業の開設、市民の学習意識調査の実施、女性人材養成講座・男女共生シンポジウムの開催、特別史跡大湯環状列石環境整備事業5カ年計画の継続実施、指定地の公有化、県民劇場巡回公演・文化講演会・先人顕彰館名誉館長講座の開催などを実施してまいります。
次に、生涯学習推進の重点目標でありますが、生涯学習社会の構築を目指す基本方針に基づき、「生涯学習推進基盤の確立」、「まちづくりを目指す生涯学習の推進」、「学習情報提供の充実」の3項目としております。
生涯学習推進基盤の確立については、生涯学習推進体制の整備を図るとともに、生涯学習奨励室及び生涯学習奨励員による活動の拡充や、学習機会の充実を目指した学習情報システムなどの推進に努めてまいります。
まちづくりを目指す生涯学習の推進については、地域振興に結びついた学習活動の奨励とともに、市民憲章並びにコミュニティー形成の推進を図ってまいります。
この重点目標実現のための主な事業としては、市職員による出前講座の開設、十和田図書館へ県コンピューターネットワーク「花まるネット」の導入、花いっぱい運動の展開、生涯学習広報の発行などを実施してまいります。
次に、スポーツ振興の重点目標でありますが、市民に生きがいを与えてくれるスポーツの振興は、市民の健康づくりという面からも非常に重要なことであります。
その重点目標は、基本方針に基づき、「生涯スポーツの普及推進」、「各種スポーツ団体の育成」、「競技スポーツの充実強化」、「スポーツ施設の整備」の4項目としております。
生涯スポーツの普及推進については、各種スポーツ教室の開催や情報の提供を行い、伝統的スポーツ活動の定着、ニュースポーツの普及振興を進め、スポーツ指導者の育成を図りながら、市民のスポーツに対する積極的な参加を促し、生涯にわたり親しめるスポーツを奨励してまいります。
各種スポーツ団体の育成については、スポーツ団体間の連携や協力体制の確保を図るとともに、各団体の組織の充実強化に努めてまいります。
また、鹿角市スポーツ振興事業団の支援と各種大会を初め、合宿、研修会の誘致活動を進めてまいります。
競技スポーツの充実強化については、平成19年に開催される第62回秋田国体に向けて、準備事務局の体制づくりをするなど、指導者や審判員の養成、選手強化を推進し、市民の意識向上に努めてまいります。
スポーツ施設の整備については、総合運動公園施設1期工事の整備完了により、スキー場を含めた周辺一体をスポーツ活動の拠点とするため、有効利活用を図る一方、各種体育施設の整理・統廃合を進めながら、快適な環境整備に努めてまいります。
この重点目標実現のための主な事業としては、鹿角市総合運動公園関連施設において、鹿角サマージャンプ大会、鹿角タートルマラソン大会、秋田県陸上競技選手権大会、県民体育大会、全県高校総体スキー大会や、市民各層が参加できるようなレクリエーションイベント、雪に親しむイベントの開催など、利活用の促進を図り、施設整備では城山野球場等の改修に努めてまいります。
以上、平成11年度の教育方針と重点目標について、概要を申し述べました。
この教育方針が、施策として円滑に進めることができますよう、議員各位初め市民の皆様から深いご理解とご支援を賜りますよう念願して、教育方針を終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
教育委員長の教育方針を終わります。
(
教育委員長職務代理者 木次谷郁子君 降壇)
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日程第6
鹿角広域行政組合議会報告
○議長(佐藤洋輔君)
次に、日程第6、鹿角広域行政組合議会の報告を受けます。鹿角広域行政組合議会議長、勝又幹雄君。
(鹿角広域行政組合議会議長 勝又幹雄君 登壇)
○鹿角広域行政組合議会議長(勝又幹雄君)
私から、去る12月24日招集の平成10年第6回鹿角広域行政組合議会定例会について、その審議の内容と結果についてご報告申し上げます。
最初に、欠員となっておりました議席に、鹿角市議会選出の大信田議員が就任されましたことをご報告いたします。
次に、当日提案されました議案は、人事案件1件、補正予算案件1件、決算認定案件2件のほか、追加提案2件、請願1件について審査しております。
まず、議案第13号鹿角広域行政組合監査委員の選任についてでありますが、前監査委員小坂町助役工藤 保氏の退任により、空席となっておりました監査委員に、小坂町助役澤口悦哉氏の提案がなされ、満場一致原案に同意いたしております。
次に、議案第14号平成10年度鹿角広域行政組合
一般会計補正予算(第3号)についてでありますが、歳入歳出それぞれ 615万円を減額し、歳入歳出予算の総額を17億 8,116万 9,000円とすることと、起債の変更であります。
その概要を申し上げますと、歳入では、市町負担金 264万 9,000円の減額、国・県支出金、組合債の減額等が主な内容となっております。
歳出では、人事院勧告に伴う人件費の追加と職員手当の精算見込みによる減額のほか、公債費の精算見込みによる減額、消防費の高規格救急車購入費の減額が主なるものであり、審議の結果、原案のとおり可決いたしております。
次に、認定第1号平成9年度鹿角広域行政組合一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、歳入総額27億 5,908万 9,647円で、予算総額に対する収入率は100.07%となっております。
また、歳出総額は27億 2,184万 5,390円で、その執行率は 98.72%となっており、歳入歳出差し引き残額は 3,724万 4,257円となっております。
次に、認定第2号平成9年度鹿角地域ふるさと市町村圏基金特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、歳入総額 602万 4,560円で、予算総額に対する収入率は140.50%となっております。
また、歳出総額は 167万 5,000円で、その執行率は 39.06%となっており、歳入歳出差し引き残額は 434万 9,500円となっております。
以上により、平成9年度鹿角広域行政組合一般会計歳入歳出決算認定及び平成9年度鹿角地域ふるさと市町村圏基金特別会計歳入歳出決算認定については、いずれも原案のとおり認定いたしております。
次に、当日追加提案されました議案2件についてでありますが、去る12月10日早朝に緊急出動中の救急車が追突事故を起こしましたので、その補正予算案と損害賠償の額を定めることについて、追加提案されております。
まず、議案第15号平成10年度鹿角広域行政組合一般会計歳入歳出補正予算(第4号)でありますが、歳入歳出それぞれ27万 2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を17億 8,144万 1,000円とするものであり、歳入では弁償金と公用車の災害共済金、歳出では救急車の修繕料と損害賠償金がその内容であります。
次に、議案第16号損害賠償の額を定めることについてでありますが、この事故による損害賠償の額を4万 9,849円とするものであり、議案第15号、議案第16号については、原案のとおり可決いたしております。
次に、請願第1号解体工事の分離発注に関する請願でありますが、建設省及び建設業界等の動向を見極める必要があり、継続審査としております。
以上が、第6回定例会の審議の内容と結果であります。
○議長(佐藤洋輔君)
鹿角広域行政組合議会の報告を終わります。
(鹿角広域行政組合議会議長 勝又幹雄君 降壇)
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日程第7 〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る
特別委員会中間報告
○議長(佐藤洋輔君)
次に、日程第7、〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員会の中間報告を受けます。〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長、大里恭司君。
(〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長 大里恭司君 登壇)
○〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長(大里恭司君)
私から、「〔仮称〕生涯学習センターの建設に係る特別委員会」の中間報告をいたします。
〔仮称〕生涯学習センターの建設については、これまで一般質問や市議会全員協議会等で市の考え方が示されてきましたが、依然として解決しなければならない多くの課題を抱えております。
このため、議会としても独自に調査・検討を行い、これらの問題点を明らかにするとともに、みずからの結論を出し市民の負託にこたえるべきであるとし、平成10年11月2日に「〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員会」が設置されました。
これまでに、委員会を6回開催しておりますが、最初の会議において当特別委員会が検討しなければならない課題として、財政問題、あるいは建設事業用地の問題などいろいろ意見が出されましたが、建設にかかわる基本的事項から確認し直すことが必要として、次の7項目について市の見解を求めた上で内容の検討を行い、その後に委員会としての結論を集約することといたしております。
その7項目は、
1 建設に対する市民の意見の収集把握及び過去の懇談会等で出された意見の取り扱いについて
2 市財政の現状と将来見通しについて
3 第5次総合計画の策定との関連について
4 過去の企画書等・データの取り扱いについて
5 施設の機能について
6 建設規模と事業費について
7 他市町村における類似施設の維持管理・運営の現状についてであります。
以下、項目ごとに出された主な意見について報告いたします。
初めに、「建設に対する市民の意見の収集把握及び過去の懇談会等で出された意見の取り扱いについて」であります。
市は、これまで〔仮称〕生涯学習センター懇談会、図書館調査研究会、〔仮称〕生涯
学習センター建設問題等検討委員会を設置し、計画への民意の反映を図るとともに、随時、各種の会合等においても市民の意見の把握に努めてきたとのことですが、そのほとんどは文化関係団体等に属している人々であり、建設について特に関心を持っている、あるいは早期建設を望んでいる人たちであり、市民全体からするとほんの一部の意見であるとも言えます。
そこで、さきの市議会全員協議会における協議の内容を踏まえ、「もっと広く市民の意見を把握する必要があるのではないか」と改めて指摘しております。
この点については、市としてもその必要性を認識し、平成10年12月下旬に市民に対するアンケートを実施しております。
アンケートは無作為に抽出した市民 969人に対して実施し、その回収率は33%で、市の事業計画について「ほぼ計画どおりでよい」とする回答は 152人、解答者の47%とのことですが、委員からは、アンケートを送られた市民の約3分の2が建設に対して関心がないと言える。市はこのことを真摯に受けとめるべきである。また、回収率は低くとも、回答の中にはかなり厳しい意見も述べられている。アンケートの結果を尊重し、今後の事業計画を進めるべきであるとの意見も出されております。
次に、「市財政の現状と将来見通しについて」でありますが、市の決算収支の状況、標準財政規模の推移、財政上の主要指標などの説明の後に、平成15年度までの財政見通しが提示されましたが、それによると「現在の財政状況を決して楽観するものではないが、今後見込まれる主要事業に要する財源を考慮した上でも、〔仮称〕生涯学習センターの建設は可能な許容範囲である」とのことであります。
これに対して、委員からは今回提示された財政見通しはあくまでも現行制度の上に立脚して作成されたものであり、社会経済情勢の変化、今後の制度改正等が余り加味されていないように思われる。地方交付税制度、地方債制度は、今後、地方にとって不利な状況に進むことは否めず、当面は財政の健全化策を優先させるべきではないか。また、国の施策の先行きが不確定なことから、建設基金20億円を積み立てながらも、今はその時期ではないとして建設を見合わせている自治体もあるようだ。本市財政に、このような不安要素はないのか。さらに、これから市の第5次総合計画の策定作業に入り、事業調整をしなければならない段階で、「今後予想される事業を網羅しても、この事業実施は可能である」と言うことができるのか。また、〔仮称〕生涯学習センターの建設に当たっては、財政問題は最大の課題であり、その裏付けを確実なものとして、この事業実施により他の事業に支障を及ぼすことのないように十分留意して、計画を推進されたいとの意見が述べられております。
次に、「第5次総合計画の策定との関連について」であります。
この事業は、第5次総合計画においても、主要事業として位置づけるとともに施設の利活用面のソフト事業も計画にのせたいとのことであります。
しかし、委員からは、現総合計画では〔仮称〕生涯学習センターに公民館機能を持たせることは明示されておらず、これを事業実施の段階で調整し公民館機能も組み入れるという手法には理解しかねる。種々検討の結果、計画が変更されることはあり得ることであるが、その変更手続を怠るべきではない。また、今後ますます充実を求められる福祉施策、ごみ焼却場の整備、鹿角組合総合病院の建設に対する助成、また、高田地区土地区画整理事業の見直し、体育館や学校の整備など、多額の財源を要する問題が山積している。このような日常生活に密着した生活環境の早期整備を市民は待ち望んでおり、果たしてこれらの課題に優先させ実施しなければならない事業であるのか。また、多くの未解決の課題を抱え、見切り発車をするように思える。将来に禍根を残さないためにも、再度十分に検討し総合的な調整を行った上で、改めて次期総合計画に位置づけるべきではないかとの意見が述べられております。
次に、「過去の企画書等・データの取り扱いについて」であります。
平成2年度に作成した多機能交流拠点等整備計画構想に位置づけられている文化複合施設には、文化ホール、図書館、公民館、青少年科学館などが計画されておりますが、図書館は同じ敷地内での独立棟とされております。また、平成6年度に民間業者に業務委託をして作成した〔仮称〕生涯学習センター施設計画案でも、文化会館と公民館は一体型としておりますが、図書館は同じ敷地内での分離型として提案されております。
しかし、その後の協議で、図書館も文化会館・公民館と一体なものとし、建設コストの軽減、維持管理の効率化、機能補完による利用率の向上を図ることにしたとの説明がありました。
これに対して、市が三つの機能をあわせ持つ複合施設とすることを決定し、その旨を議会に表明したのは、平成10年に入り庁内プロジェクトチームが発足してからであると我々は認識している。過去の計画から今日に至るまでには、計画の変更などもあったと思うが、用地を取得する際に、当時の計画との整合性が図られていなかったと考えられるとの意見が述べられております。
次に、「施設の機能について」であります。
建設する複合施設には、文化会館、公民館、図書館の機能を持たせ、花輪公民館も含めるとしておりますが、委員からは、仮に中央公民館を複合施設に組み入れるにしても、地区公民館である花輪公民館の機能まで含めることは、他の地区公民館との不均衡を生じさせることになる。地区公民館の事業展開・運営のあり方からしても、現在の形態を維持して進めるべきである。また、花輪公民館移転後は、施設を民族資料館として利用するとのことであるが、民族資料館などの展示施設こそ複合施設に組み入れ、「あんとらあ」などとの連携を考えるべきではないかとの意見が述べられております。
次に、「建設規模と事業費について」であります。
建設規模は、複合施設とするか単独施設とするかにより変わってきますが、市ではこの取得用地内において、計画している複合施設の機能を果たせ得ると考えているとのことでありますが、委員からは、建物を建設するだけで施設機能を十分に発揮できるとは考えられず、取得用地の面積は、建設事業計画に対して狭隘であり妥当ではない。複合施設機能の見直しをするか、新たに別の用地を確保するなど、対応を考えるべきである。また、建設事業費の財源として、地方債とまちづくり基金を取り崩し充当するとしているが、初めに国の補助制度を活用して、その後補助残について地方債の充当を検討するのが原則ではないか。補助制度よりも地方債を活用した方が有利とのことであるが、現在の有利な起債制度がこのまま堅持されるとは限らない。また、今回のまちづくり基金の充当は、これまでのように事業費の一部として基金を活用してきたこととは異なり、10億円もの基金を建設費に充てるのだから、建設のための特定目的基金を設置し、使途を明確にするべきではなかったのかとの意見が述べられております。
次に、「他市町村における類似施設の維持管理・運営状況について」でありますが、市では、複合施設とすることにより、建設コストが削減され維持管理費も軽減されるとしております。しかし、複合の場合の共用部分は、全館を利用していないときでも冷暖房が必要であること、また、他市町村の事例からしても、必ずしも複合により配置人員を削減できるわけではないことなどから、一概に維持管理費が軽減されるとは言えない。また、文化会館の利用形態は公民館の延長的な考えでの利用とは異なる。現実の問題として、民間団体が事業を主催し支出に見合う収入を上げることは相当難しいものがあり行政が行わざるを得ない面もあるが、将来の利用形態について十分に検討しなければならないとの意見が述べられております。
次に、これまでの7項目のほかに、取得している建設用地が抱えている課題について、市の対応を確認した後、委員から意見が出されておりますので報告いたします。
まず、駐車場の確保についてでありますが、取得用地内には 135台分の駐車場しか確保できないため、施設建設が完了するまでに、さらに駐車場用地を近隣に確保したいとのことでありますが、委員からは、建設着手後に足りない用地を確保するということは、手順が逆なのではないか。事業に必要な面積を確保した上で着手すべきであり、建設する条件が整っていないものと判断されるとの意見が述べられております。
次に、街区公園の取り扱いについてでありますが、説明では既存面積をこの建物敷地内に含め、施設の前庭的に配置し活用したいとのことですが、そのような取り扱いは県と協議した上で可能としているのか確認したところ、県と協議した上で可能と考えたものであるが、現在の街区公園の面積、設備、機能等については、この敷地内に確保することが絶対条件となっているとの説明がなされております。
次に、ポケットパーク用地の使用目的の変更についてでありますが、市では用地取得時の目的を変えて本事業の用地として使用したいとのことでありますが、これに対して、この用地の取得については、ポケットパーク用地として土地収用法の適用を受けているが、これを目的外に使用することができることを関係機関に確認したのか。また、仮に可能であるにしても、道義的責任は残るのではないかと指摘し、市の説明を求めました。
このことについては、当日の会議では明確な説明がなされず、次の会議において、その後の検討の結果、土地購入当初の目的を逸脱することのないように、ポケットパーク機能を持たせたいとの説明がなされております。
次に、市道駅前南線の拡幅改良問題についてでありますが、この路線について、市の当初の説明では、現在の幅員9メートルを16メートルに拡幅改良することがかつて検討された経緯があるが、現段階では具体的計画がなされていないことから、その事業が具体的になった段階で対応することとし、とりあえずは将来の拡幅幅員を見越して、建物の配置を考えているとのことでありました。
これに対して委員からは、十分とは言えない敷地がさらに削減されることは問題である。あるいは、そのように将来において道路用地となることが見込まれている用地を、建設事業用地の面積に含めることは不適切であるとの指摘がなされましたが、その後の会議において、市では、事業用地に食い込むような拡幅改良は将来にわたっても計画していないので、建物の配置について再度検討すると説明しております。
これに対して、市は現段階では拡幅改良は計画していないとしているが、駅前再開発計画ではこの路線の拡幅改良が計画されている。また、これまでは拡幅を前提として建物を配置するとの説明であり、その対応に統一性がなく、計画との整合性も図られていないとの意見が述べられております。
次に、市道上中島1号線の廃止問題についてでありますが、この路線について、市の当初の説明では、廃止して建設用地と一体的に使用することで内部協議を進めているとのことでしたが、委員から、近隣の住民は有効的にこの市道を活用しており、利便性を損なうことになるのではないかとの指摘がなされておりましたが、その後の会議において、検討の結果、近隣の市民が日常生活に利用していること、あるいは上下水道管が埋設されていることなどから、現在は廃止しない方向で検討しているとの説明がなされました。
このような、取得した用地が抱えている課題5点、駐車場の確保、街区公園の取り扱い、ポケットパーク用地の使用目的、市道駅前南線の拡幅改良、市道上中島1号線の廃止問題に対する市の対応について、委員からは、当初の説明内容が次の会議で変更されることなど課題に対して市は十分に検討しているのか。また、各担当課間の意見の統一が図られていないとの指摘がなされております。
以上が、これまでの会議で行われた市の説明及び委員から出された主な意見の内容であります。
これらの内容を踏まえ、当特別委員会としては、
1 先行き不透明な現財政状況下においては、建設に着手すべきではなく、次期総合計画に改めて位置づけるべきではないか。
2 取得した建設用地は十分な駐車場も確保できず狭いことは明らかであり、他の場所への建設を検討すべきではないか。
3 複合施設を単独施設として検討し直すべきではないか。
とする意見もあることから、今後さらに委員同士の議論を深め委員会の結論を集約することとしております。
また、これまでの市の説明は、取得した建設用地に三つの機能を持つ複合施設を建設することに終始しているやにも受けとめられますが、当特別委員会では、議会と市が協議を重ね、将来に禍根を残すことのないように事業を進めることを第一義として考えるべきであるとの意見の一致を見ております。
以上で、「〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員会」の中間報告を終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。成田君。
○24番(成田吉衛君)
質疑ではございませんが、特別委員の一人としてこの中間報告に網羅していただきたいことがありますので、補足的説明をいたしたいわけですが、発言許可願います。
○議長(佐藤洋輔君)
暫時休憩いたします。
午前11時38分 休憩
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前11時40分 開議
○議長(佐藤洋輔君)
再開いたします。成田議員の発言を許します。
○24番(成田吉衛君)
少数意見であるがゆえに委員長
削除したのかなというような感じも受けますが、一応申し述べさせていただきます。
私は、中間報告の中にもあるように、財政の問題について絞って質問し、討議を経てきたわけですが、その財政問題については助役、財政課長が長期財政計画について十分検討の上、この事業推進に十分こたえられると、こういうふうな今までの特別委員会の最終委員会で申し述べております。私は、それらを踏まえて特別委員会で発言を許させていただいて発言をした中身を申し述べさせていただきます。
花輪地内が鹿角市の顔であるという声がしばしば聞かれるわけでありますが、私はこのことにはちょっと抵抗を感じている面があるわけです。この際、予定地周辺からは警察署の移転、近い将来、県厚生連の話を漏れ承るところによると、組合病院についても市役所周辺に移転計画もあるやに聞いております。また、安定所も官公庁団地に移転となっております。このように花輪地区から公共的大きな事業所が次々と市街地、すなわち郊外に移転計画等が実施されたならば、まちの活性化の低下の一途をたどるわけであります。よって、花輪地区市街地の活性化の一助にすべきと思います。よって、この際思い切って建設に踏み出すべきである。
なお、さきに全協が3回も開かれておりますが、この中には 3,000有余万円も投じて図面を作成させ、全協に提出しております。また、アンケートについても十和田地区の中にアンケート用紙を受け取った方の中で、花輪にだけこのようなよいものだけ建設することに大変おもしろくないから、私はアンケートの返信を出さなかったと、こういう方もおったわけでありますので、このアンケートの回収率の低下にもつながっておるのではないかというような発言をしておりますので、これらを補足説明をさせていただきます。終わります。
○〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長(大里恭司君)
答弁は必要ですか。意見ですか。
(「はい」の声あり)
何か私から何か言わなければなりませんか。
○議長(佐藤洋輔君)
言う必要はないと思います。
質疑を受けます。そのほかに。黒沢直弥君。
○25番(黒沢直弥君)
鹿角市始まって以来の大プロジェクトでございます。特別委員会の皆さんには大変ご苦労さまでございました。心から敬意を表するものでございます。
私から、次に5点ばかり質問申し上げたいと、こう思います。私はゆっくり言いますので、委員長、そこにメモをとっていただきたい。
まず1点目、アンケートの結果なんですが、委員会報告では3分の2の人が建設に対して関心がないということのようですが、さきの新聞報道によると7割が賛成しているということについてのこの関係はどういうことなんでしょうか。7割の人が賛成しているという報道は2月26日の北鹿新聞なんです。ここにとっておりますけれども69.2%。あなた方の委員会報告では3分の2の人が建設に対して関心がないと。いわゆるどういう見解、関係なんでしょうか。いいですか。
(「はい、いいですよ」の声あり)
2点目、財政見通しについてなんですが、今は財政健全化対策を優先させるべきであると報告されておりますが、しからば市の財政の現状がそれほど危機的状況にあるという判断なのでしょうか。そんなに鹿角市が困っておるということなんですか。危機的財政状況なんでしょうか。特別委員会に対しては平成15年度までですか、そうしたものの長期計画を出されたやに聞いておりますが、この判断はいかがなものでしょうか。
それから、いいですか。
(「いいですよ」の声あり)
3点目なんですが、生涯学習センターの建設計画は次期総合計画、いわば平成13年度以降の計画として位置づけるべきであると、こういうふうに言っておられますが、これまでの一般質問などでの議員のたくさんの方々から早期実現を望むというような意見との調整はどのように検討されたのでしょうか。
4点目として、建設のための財源対策として最初に国庫補助金を確保し、その次に起債を充当すべきであると言っておりますが、市では起債とまちづくり基金を今回活用するという計画のようですが、補助金活用の方が有利であるということなのでしょうか。市の説明は、有利な起債を充当すると、報告では補助金活用の方が有利だというふうに結論が出されたものなんでしょうか。そこら辺少し詳しくお知らせ願いたい。
それから、いいですか。
(「いいですよ」の声あり)
5番目なんですが、現基本計画には花輪公民館を併設する計画はなかったとし、あるいは今回の報告のまとめの3番目に単独施設として検討すべきと言っておりますが、委員会としては具体的な建設計画を市当局に求めるべきであったと思いますが、このことについてはどのような状況であったんでしょうか。
まず、この五つについて、ひとつお聞かせ願いたいと思います。
○〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長(大里恭司君)
ただいまの質問に対して答弁いたします。
誤解をなさっているように見受けられますが、あくまでもこれは委員会の結論ではありません。委員からこういう意見があったということを今回は報告をしております。そういうことですので、それに従って、ちょっと補足説明をさせていただきます。
まず、1番のアンケートについては3分の2が関心がないということは、 969通のうち回答があったのが 321だったと思います。その残約 630については、全然市に回答が寄せられておらないわけです。それをとらえて、3分の2の人が回答を寄せないのであれば、その人たちは無関心なのではないかと。その原因が何だというようなことも話しされまして、だから3分の2の方が回答を寄せないのであれば、それは市としても真摯に受けとめるべきであるということであります。
それから、2、3、4、5は、先ほど私が言ったように、あくまでも特別委員会の結論ではなくて各個人の委員の意見であるということですから、これらのことについては最後に要約しておりますが3点あります。これから、そういうことに対して、この3点について審議していくわけですから、これらの内容が当然これから審議されると思います。以上です。
○議長(佐藤洋輔君)
黒沢君。
○25番(黒沢直弥君)
それでは、次に、私から3点ばかり重ねて質問申し上げたいと思います。
非常に私がさきの5点、この五つの問題に絞って質問いたしたわけですが、やはり答弁するのも大変だろうと思うわけであります。例えば、委員長の答弁で「私は納得しました」と、こういうふうには言いかねるものがあるわけなんです。そこで、中間報告に対する本会議の中で、議員の中からこうした質問が出されたということを、これからの特別委員会の中にひとつ反映させていただきたいと思いますが、この点はいかがなものでございましょうか。
それから、
(「ちょっと待ってください。今の趣旨がわかりませんけれども。過去の本会議での発言ですか。それともこれから黒沢議員が提案することですか」の声あり)
こうした質問がされてあったということを議員の一つの声として委員会審議の中にひとつ反映させていただきたいものだと、こういうふうに思いますので、委員長としていかがでしょうかと、こういうことでございます。
(「取り扱いの問題ですね」の声あり)
できなければできなくていいんですよ。
(「だから取り扱いでしょ」の声あり)
取り扱いの問題なんですが、あなたが嫌だということで
あれば結構でございます。
(「私、嫌とは言っていない」の声あり)
また、報告を聞いておりますと、ほとんどの問題が市の当局と平行線だと。ひざを交えて徹底的な議論がされておらないと。
詰めがなされておらないと。委員会は委員会、執行部の説明は説明。そういうふうになっておられます。これも一つの注文になるわけなんですが、どうか今後はもっと積極的に、そして建設的に意見を交わして、賛否の結論を出すよう委員会運営をするべきだと思いますが、いかがでございましょうか。やはり、賛否を出してもらわなければ困るんです。特別委員会の設置の目的として。
それから3番目なんですが、審議の中で、いわゆる執行部案、執行部の説明を聞いてこれを了とすると。早期建設に踏み切るべきだというような賛成の声がなかったのかどうか。まずこの三つの点についてひとつお聞かせ願いたいと、こう思います。
○〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長(大里恭司君)
1点目についてですけれども、過去一般質問等で何回か生涯学習センターを早期建設するようにと意見が出されました。ただ、私がここで言っていいのかどうかわかりませんが、委員会では過去にこういう意見があったよということはありましたけれども、中身は詳しく話ししておりません。ただ、やはりそれも組み入れるということであれば入れておきますが、ただ私の過去の記憶で言いますけれども、過去は早期建設をしてほしいというのが大方の質問者から出たと思います。そのときに、当局の説明では、はっきり言えばのらりくらりとしてやるとも言わなかったと思います。
一つは、あそこに大型店導入の陳情があったわけです。その動向を見極めながらと言って約1年から1年半引き延ばしされてきたというような事実があって、過去、私も当事者です。早くやってほしいと言ったときにはそういうことで当局からははっきりした回答が得られなかったと、答弁が得られなかった、これは事実だと思います。ですから、もしそういう声が過去にあったとすれば、これから委員会の中では検討していきたいと思っております。
それから二つ目、市と平行線ということなんですが、これは当然そうなっております。委員からは、例えば場所の問題が狭いとか、駐車場が少ないとか、複合施設じゃだめだ、単独施設にしろとか、そういう意思があるのかと確認したところ、執行部はあくまでも現計画でやりたいと、複合でやりたいと、その一点張りで、それで平行線になっております。
三つ目の審議の中で賛成、了とした意見があったかと。これはありました。早急に建設に着手すべきであると。早く予算をつけるように結論をここで決めるべきだと。そして、決まった後にその内容について委員会なり議会なりと執行部と中身を詰めていったらどうかという発言はありました。以上です。
○議長(佐藤洋輔君)
黒沢君。
○25番(黒沢直弥君)
3回目でございますので、私が最後の結論的なことをお聞きします。
まず初めに、平成10年度今年度の予算なんですが、いわゆる基本計画の予算措置がなされておったわけなんですが、特別委員会設立と同時に棚上げにされておるような状況なんでございます。こうした状況を踏まえながらの特別委員会の発足なんでございましたから、委員会でも確かに聞くところによると当局の助役ですか、出席した際に、どうかひとつ今年度中に、ということはいわゆる今会期中の最終日の19日にこの建設にかかわる予算を追加提案したいと、こういうことが委員会の中でなんか出されておったように聞いております。こうしたことについての委員会の中での意見の集約といいますか、そうしたものがなされたのかどうか。まずこの点をひとつお尋ねいたしたいと思います。
それから、率直に申し上げますが、過去何十という合併以来、いろいろな特別委員会が設立されております。中には大きなものはやはり年度をまたがるわけなんですが、普通の特別委員会であると、その設立された年度内にいわゆる決着がつくと、中間報告ではなく最終報告がなされるわけなんですが、今回は大きなプロジェクトでもございますし、いろいろな問題があるために長くかかるのはやむを得ないとは思うわけなんですが、余り決着を延ばすことはいろいろな面でいけないことだろうと、そう思います。それで、特別委員会としてこの結論を大体いつごろ出されるおつもりなのか。
それと、先ほども委員長の方からもありましたが、複合施設と単独施設ということの論議になると、かなり今までの議論とはがらりと変わると思うんです。そうした点については、当局と接触とか話し合いがなされたのかどうか。以上で終わりますけれども、ひとつお聞かせ願いたいと思います。
○〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長(大里恭司君)
1点目の恐らく先日の
議会運営委員会の助役発言だろうと思います。これは新聞にも出ておりますので、私も新聞を読んでおります。そのときにたしか助役が、これはあくまでも私が新聞報道を見たあれなんです。もし、特別委員会の結論が出てゴーサインが出れば、という趣旨だと思いますが、最終日に予算を計上したいと話されたように報道されております。これを先日の委員会で、このことも話がなされまして、委員から私の見解が求められたわけです。私は確かに執行部の方に対して、もし議会の結論がゴーとなるかもしれない。もしくはならないのかもわからない。中間報告になるのかもしれない。これは、2月9日ごろだったと思います。そのときに、もしゴーとなるとしたら、今から予算を準備しておくべきだと。当然です。これは、委員会がゴー命令を出せばすぐ着手しなければならない。そのように私はアドバイスをしました。ただ、ゴー命令が出ないときはそれはだめだよということ。準備だけすることは、これは執行部の勝手でしょうということで話はしております。
それから、2番目に特別委員会の結論は年度内に決着させるという、今、発言がありましたが、過去の特別委員会では年度内には結論は出されておりません。私が、もう14年間ですか、議員としておりますが、その間につくられた特別委員会では、そのつくった年度内に結論は出しておらないと。2年、3年かかっておると思います。仮に 282号の特別委員会が設定されたときも、そのとき、ちょっともう10年以上前の話ですが。
(「それは委員長、ちょっと違うのだ。私は全部調べてた」の声あり)
そういうことで、必ずしも年度内には結論は出してないと思いますが。
(「勘違いだ」の声あり)
あとは、いつ結論を出すかはこれから委員会で話をしていくと思います。
それから、あと複合、単独の議論ですか、内容が変わると。私は、委員も、当初特別委員会が設置された趣旨に従って特別委員会では話しされております。その趣旨は、黒沢議員も十分にわかっていると思いますが、昨年の10月13日ですか、全員協議会で執行部が説明をなされたわけです。その後、各派の会長、幹事長が集まって、今の執行部の説明に納得いかないと。だから、中身を検討するべきだと。議会として検討するべきだという黒沢議員の発言があって、特別委員会が設置され、その内容に従って、それから逸脱しないように審議しておるわけです。ですから、今そのようなことを言われても、私は困ります。以上です。
○議長(佐藤洋輔君)
昼食のため、午後1時まで休憩いたします。
午後0時06分 休憩
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午後1時02分 開議
○議長(佐藤洋輔君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
大里特別委員長より発言の申し出があります。
○〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長(大里恭司君)
午前中の質問に対し、私から説明不十分な点がありましたので、補足説明したいと思います。
なぜ、特別委員会が6回と重ねて長くなっているかというような趣旨にも受け取れるような、早く結論を出した方がいいということがありましたので、それに対して補足説明をいたします。
例えば、街区公園についても12月15日に街区公園の問題は解決済みなのかというようなことがありましたけれども、答弁としては、街区公園についてはそのまま同じ面積をこの計画の中に取り組んでいくということで進めているというようなことがあります。ところが、2月18日の上中島公園については、面積の確保はもちろんのこと、移設する位置・形状についても県と十分協議しており、可能という感触を得ている。今後は、設備・機能等についてもさらに県の指導を得て進めていきたいというような内容に変更されております。
それから、ポケットパークについては、12月15日、先ほど言った土地収用法とか目的使用というような問題がありましたが、その後に、2月18日は最初の収用したときの目的に従ってポケットパークとしての機能を持ったものにしていきたいというように内容が変わってきております。
それから、駅前南線については、12月15日には現在駅前南線は9メートルの都市計画決定を得ているが将来この道路は16メートルにすべきという位置づけがなされていると。したがって、もし将来道路を拡幅するとすれば、生涯学習センターの用地側に7メートル分とられることになるため、建物についてはセットバックした計画になっていると。拡幅の時期については駅前開発等の事業が出てきた段階で16メートルの位置づけをするという方向で検討しているが、当面はグリーン帯と余剰地として活用していきたい。
それから、1月18日に駅前南線については、まだ具体的な計画がなされていないため、将来という意味を含めて7メートルを引っ込んでいるということで理解していただきたい。今現在、この計画はこの中には入っていないということで進めたいというふうに変わってきておりますし、また、同日においてセンター建設後において駅前開発等の計画が出てくるのではないかということが予想されるが、今現在においては、あくまでも道路拡幅とか、そういう計画はないということです。
それから、いわゆる駅前南線について、2月18日は、この道路に拡幅については、以前各種構想等で検討した経緯があるが、現在こういう計画はないのだと。建物の配置については、上中島1号線を廃止しないこと、駅前南線の拡幅計画のないことと考え合わせて、今後さらに検討していきたいというように、どんどん、また、上中島については12月15日には、あれは廃止して、敷地の一部分として使用したいということだったのですが、土地収用法と目的外使用についていろいろ意見が出て質問が出たわけですが、それに対して、それには問題ないんだと言っておりながら、さらに2月18日になっては、もとに戻すと、廃止しないんだと。その廃止しない理由としては、あそこには下水道管、上水道管が埋まっているということで、新たに、例えば国道筋に移転するとなれば大変な費用もかかることで廃止しないだろうということで、そういうふうに会議のたびに質問に対する市の考え方が変わってきているために、なかなか結論が出られなかったということがありまして、時間がかかっているわけです。その辺はぜひご了解していただきたいと思います。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
中間報告に対して質疑を受けます。質疑ございませんか。石川君。
○1番(石川 徹君)
1点お伺いいたします。ちょっと解せないところがございますので、お聞きしたいと思います。
市民アンケートについてでございますが、先ほど黒沢議員の方からはアンケートの結果について質問がありましたが、私はこの集計方法についてお伺いしたいと思います。
昨日の新聞報道ですが「注目される中間報告、集計方法に違いが」という報道がございました。
一部読ませていただきますが、「教育委員会の集計と、特別委員会がその後に公表した報告に食い違いが生じている。年末年始にかけて教育委員会が実施した市民アンケート調査とは別の方法で集計した調査結果が、特別委員会の方からは報告された。教育委員会の説明によれば、初めに行った集計方法は単純集計と呼ばれるもので、建設の賛否を単純に数値であらわしたもの。その後行われた集計はクロス集計と呼ばれ、設問全体を通して賛否の意思を総合的に判断するものだ」と。こういう報道がありました。
アンケート調査に対しては、やはりしかるべきアンケート結果というのがあるべきであると私は思いますが、このように結果が二つ、三つというようになってくれば、やはり困惑せざるを得ないと。この記事そのものではなくて、この記事の内容ですね、やはり集計方法に違いがあったという、ここら辺の説明をいただきたいと思います。
○〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長(大里恭司君)
ただいまの質問に答弁いたします。
特別委員会では、建設する必要があるのか、もしくは建設はしなくてもよいのかというような論議はしておりません。あくまでも建設することを前提として、市の計画の内容を審議しております。あえて言いますと、だれもつくるなということは言っておりません。皆さん建設するという意思で審議されているということをまず理解していただきたいと思います。
この今の質問のアンケート調査についてでありますが、市の担当者は市民が建設を望んでいるのか、望んでいないのかを念頭に置いて集計しております。しかしながら、建設するかしないかは過去に意識調査がやられておりますけれども、その結果でもって総合計画に盛り込まれていると思われます。そのときには、建設する市民の意思が非常に多かったと、私は記憶しております。そういうことです。
したがって、アンケート調査も建設するのかしないのかの是非、すなわち市の計画、例えばユゼ化学の跡地面積についての問題とか、それから建物については複合施設でよいのか悪いのか、そのようなことを委員会では審議しておるわけです。ですから、このアンケート調査もその意思に従った集計の仕方をしなければならないだろうということです。これは、担当者の方にも私は申しておりますし、それに基づいて集計してもらった結果です。ですから、委員会の審議内容に沿った、建設するのがよいのか悪いのかではなくて、計画がよいのか悪いのか、また計画に対して変更が求められておるのか、もしくは例えば場所をかえるとか、狭いから土地を買い足せとか、そういう問題でアンケート調査を整理しなければならないだろうと、私はそう考えております。
そうした内容でアンケート調査を集計した結果が、市の計画どおりでよいのだとする方が48.98%であります。それから、この計画に対して異論といいますか、計画の変更を求めている者、もしくは見直しを求めている方が 20.41%になるのだと。それから、この計画に反対だと、それから先延ばし、もっと後でよいのではないかというような方が 30.61%という集計なんです。ですから、委員会の集計と当局の集計の仕方、考え方に相違があると思います。あくまでも委員会は計画がよいのか悪いのかの集計です。担当者は、建設に賛成なのか反対なのかという集計ですから、おのずと違ってくると思います。私は、担当者の方にも特別委員会の意思に従った、もうだれも反対しているのではないんだと、皆賛成なんだけれども内容について少し見直ししたらどうかとか、計画に対して変更したらいいのではないかとか、そういうことを言っているわけでありまして、その辺の委員会の趣旨が担当者の方には正確に理解されない結果、そのような報道記事になったものと私は確信しております。
○議長(佐藤洋輔君)
ほかに。勝又君。
○20番(勝又幹雄君)
今の質問の関連いたしますけれども、そうすれば、当初発表されました69%程度の賛成というのは、どういうような集計の仕方でそういうような結果になったんでしょうか。
○〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長(大里恭司君)
当初 969のうち、回答が321通だったと思うんです。その中の「ほぼ計画どおりでよい」というのが 152、当初ですよ、1月に新聞報道された、もしくは委員会に報告された内容なんですが、「ほぼ計画どおりでよい」というのが 152、それから2番目、「施設機能・内容を見直すべきである」と、「部分修正をして進める」というのが70です。それから「建設時期を見直すべきである」、これには「先送りするべきだ」という意見もありますが、これが29です。それから「他の施策を優先すべき」ということが29、それから「もう建設する必要はないんだ」というのが30、「その他」10。それから、郵送されてきたので全然無回答なのが1通あったということで、合計が 321であります。
賛成なのか反対なのかが、この「ほぼ計画どおりでよい」、それから「施設機能・内容を見直すべきである」ものも賛成なんだということで、まとめた結果が69.2%、そういう報道だったろうと思います。
先ほど石川議員の質問にも答えたとおり、委員会はそうではないんだと。計画に対して市民がどう考えているのかということで集計した結果が、先ほど言った「計画どおりでよい」というのが96で 48.98%。それから、条件つき賛成ですか、建設はいいのだけれども、中身をもっと見直す必要がある、変更するべきであるというのが40人、 26.41%。それから、だめだという方と時期を先送りするべきだという意見が 30.61%。これは、委員会で話しされたことに基づいて集計した結果です。ですから、集計する人の考え方で集計方法が変わってくると思います。
しかし、私が冒頭申したとおり、委員会ではだれも反対してないんだと。建設については全員がいいと言っているんだと。ただ、内容について問題があるということでありますので、その内容についての市民の回答を分析しなければならないだろうということです。
○議長(佐藤洋輔君)
勝又君。
○20番(勝又幹雄君)
委員長の方針としては、一応やること自体には賛成であるということに伺っておりますけれども、このアンケート調査そのもの自体の集計数ですね、 964中 321というようなことで、関心すらないものを、しかもその中で3割の方は全く反対というような方ですし、いわゆる進めてもいいというのが半分に達していないという事実を見た場合には、やはり、建設そのものも一応検討する必要があるのではないかというふうに思いますけれども、そのような意見等は出なかったんでしょうか。
○〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長(大里恭司君)
このことについては、特に意見が出ておりません。今後検討する必要があるだろうと考えております。
○議長(佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。黒沢君。
○5番(黒澤一夫君)
駐車場の関連について報告がありましたけれども、お尋ねします。
現状で 100数十台の駐車場ということでありましたが、それについては私も少ないのではないかなと思うわけですけれども、その他当局から近隣に用地を確保したいというような話もあったわけですけれども、そういうようなことを加味して建設を進めるべきではないかと、私はそう思っているわけですけれども、委員の中ではそのような発言なり意見はあったのかどうか、お尋ねします。
○〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長(大里恭司君)
駐車場の計画については、135台になっております。
それから、もし足りなければその周辺に用地を求めてやりたいと、駐車場を確保していきたいというような執行部から説明を受けております。ただ、委員の中には、当然予算が伴うものですから、もしそうであればそれなりの予算を見込むべきではないか、そして、審議するべきでないかというような意見が出ております。大体、駐車場についてはそのようなことだろうと思います。
○議長(佐藤洋輔君)
黒澤君。
○5番(黒澤一夫君)
建物に駐車場がなければ不便だというのは、どういう施設へ行っても共通して言えることなわけですけれども、今建設を予定しているところは駅前ということでありまして、駐車場をかなりの台数を設けるということは、反面駅前に空き地といいますか、いろんな商店なり事業者なりが店を出すとか、そういう用地が逆に狭められるという相反する状況が生まれるということが予想されるわけです。ですから、その辺も考慮して委員会の方では、どこが適正かということはちょっとあれですけれども、その辺も加味して委員会としてひとつ何百台なりというようなことも議論していただき、当局へそれは可能なのかどうなのかとか、そういうことでもまた協議をお願いしたいと思います。
それから、アンケートの回答があった中での賛成、見合わせた方がいいという意見もあると、いろいろあるわけですけれども、集まった中で一番多いのがつくった方がいいという意見の回答が寄せられているわけですから、委員会の審議においてはそれらの声をも大事にしながら協議をお願いしたいということで、私は委員会の皆さんにお願いをしたいと思います。以上です。
○議長(佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐藤洋輔君)
ないものと認め、〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長の中間報告を終わります。
(〔仮称〕生涯
学習センター建設に係る特別委員長 大里恭司君 降壇)
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日程第8 請願の取り下げ
○議長(佐藤洋輔君)
次に、日程第8、請願の取り下げを議題といたします。
お諮りいたします。平成10年第6回市議会定例会において建設水道常任委員会に付託し、継続審査となっておりました「請願第4号 解体工事の分離発注に関する請願」については、1月27日付で、請願者より取り下げの願いが提出されております。
本請願について、取り下げ願いを承認するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日程第9 議案の上程(報告第1号)
○議長(佐藤洋輔君)
次に、日程第9、議案を上程いたします。
まず、報告第1号専決処分の報告についてを議題といたします。
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
提 案 説 明
○議長(佐藤洋輔君)
提案者の説明を求めます。総務部長。
○総務部長(勝田 尚君)
報告第1号でございます。
専決処分の報告について。
地方自治法第 180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定によりこれを報告するものであります。
次のページの専決処分書をごらんください。
専決処分書でありますが、地方自治法第 180条第1項の規定により、議会において指定されている請求金額が50万円以下の法律上市の義務に属する損害賠償の額を定めることについて、別紙のとおり専決処分するものであります。
次のページをお願いいたします。
損害賠償の額を定めることについてでありますが、市道上における自動車事故の損害を下記のとおり賠償するものであります。
相手方は、鹿角市尾去沢字新山14、北村正人氏でございます。
事故の概要でございますが、平成10年12月30日午後1時30分ごろ、公用車の運転手が八幡平字沼田の市道の交差点におきまして、右方向より進入してきた相手方の車両と接触し、物損事故を起こしたものでございます。
損害賠償額が1万 4,112円でございます。
過失割合につきましては、市が40%となってございます。
事故につきましては、起こさないように気をつけておるわけでございますが、今後とも事故を起こさないようにしてまいりたい、そう考えてございます。
○議長(佐藤洋輔君)
提案説明を終わります。これより質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
報告第1号につきましては、地方自治法に定める報告事件でありますので、報告をもって終わります。
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
議案の上程(議案第1号から議案第44号まで)
○議長(佐藤洋輔君)
次に、議案第1号から議案第44号までの44件を一括して議題といたします。
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
提 案 説 明
○議長(佐藤洋輔君)
順次提案者の説明を求めます。総務部長。
○総務部長(勝田 尚君)
議案第1号鹿角市
過疎地域活性化計画の変更についてであります。提案理由でありますが、過疎地域活性化特別措置法第6条第6項の規定により、鹿角市
過疎地域活性化計画を変更するものであります。
現行の
過疎地域活性化計画につきましては、計画期間を平成7年度から11年度までと定め、平成6年12月に議決していただいてございます。過疎債の適用を受けるためには、本計画に具体的にその事業名が記載されておらなければなりません。そのため、平成11年度の過疎債充当予定事業のうち本計画書に未登載の事業について追加をお願いするものでございます。
次のページをお願いいたします。
変更(案)でございますが、左側の活性化施策区分の2の交通通信体系の整備でありますが、右側の変更後のところで、事業名が、市町村道道路につきましては2項目、谷地田町小沢田線、それから上平線の2項目の追加。それから、農道につきましては、東町地区樹園地農道及び中野地区農道の2事業、合わせて4事業の追加をお願いするものでございます。
4の高齢者の福祉その他の福祉の増進につきましては、高齢者福祉施設の尾去沢デイサービスセンター整備事業を追加をお願いするものでございます。
6の教育文化の振興につきましては、学校教育関連施設のスクールバス更新事業について追加をお願いするものでございます。
次に、議案第2号字の区域の変更についてでありますが、地方自治法第 260条第1項の規定によりまして、別紙のとおり本市の区域内の字の区域を変更するものでございます。
提案理由といたしまして、東北電力株式会社が実施する澄川地熱発電所残置森林の拡大に係る鹿角市八幡平地内の国有林の一部払い下げに伴う登記のため、字の区域を変更するものでございます。
次のページをお願いします。
字の区域変更調書でございますが、変更前の区域でございますが、鹿角市八幡平字熊沢国有林136林班か小班の次の
(「部長、省略」の声あり)
はい。
それでは、拡大図の赤で塗りつぶしているところをごらんください。下の方でございますが、2地点に分かれてございます。下の方の三角で塗りつぶしたところ及び右側の赤で塗りつぶしたところ、これを国有林を払い下げまして鹿角市八幡平字切留平になるものでございます。
これは、今回の面積が17.265ヘクタールでございまして、合計36.450ヘクタール(訂正発言あり・P50参照)になるものでございます。
○議長(佐藤洋輔君)
産業振興部長。
○産業振興部長(木村久男君)
議案第3号についてご説明申し上げます。
市営土地改良事業の施行について。
市営土地改良事業を施行したいので、土地改良法第96条の2第2項の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。
提案理由でございますが、東町地区の農道整備事業を施行することによりまして、農産物の荷傷み防止、品質の向上、農業経営の安定を図るということでお願いするものでございます。
施行年度といたしましては、平成11年度から14年度まで。
名称は、基盤整備促進事業(農道整備、樹園地)でございます。
地区名が東町、事業量が延長 2,034メートル、起点が鹿角市花輪字与力堂1番地77、終点が鹿角市花輪字宮ノ平1番地111、概算事業費が2億 2,200万円でございます。
次のページ、お願いします。
この計画路線につきましては、市道花輪・十和田線を起点としました東側の樹園地を通りまして、市道不動明王線へ接続します延長 2,034メートルでございます。受益面積が30ヘクタール、関係戸数が50戸でございます。
本地域は、水稲、野菜、果樹の複合経営地域でございまして、耕作道路の幅員が2メートルないし2メートル50と狭い上に、路盤が軟弱なため路面の損傷が激しく、生産物の荷傷みによる品質低下が見られることから、本路線を整備いたしまして農業経営の安定を図るということでございます。
道路計画の概要でございますが、計画延長、幹線道路は延長 1,452メートル、車道幅員が4メートル、全幅5メートルでございます。支線道路が延長 582メートル、車道幅員が3メートル、全幅4メートルでございます。
概算事業費は、先ほど申し上げました2億 2,200万円でございます。
それから、事業完了後の管理でございますが、鹿角市において管理するものであります。
事業費の負担区分でございますが、国庫補助金の補助率が55%、県が15%、市費が30%でございます。
次のページには事業位置図がございますのでご参照いただきたいと思います。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
都市建設部長。
○都市建設部長(千田俊夫君)
私から、まず議案第4号市道路線の認定について説明したいと思います。
道路法の規定により、市道路線を別紙のとおり認定することについて議会の議決をお願いしております。
提案理由でございますけれども、幹線市道の改訂、都市計画道路の築造及び一般国道の改良工事に伴う道路新設等に伴い、市道路線に認定しようとするものであります。これが、この議案を提出する理由であります。
なお、今回認定にお願いしているのは、八幡平・尾去沢地区ではその他で4路線、それから、花輪ではその他の4路線、そして、十和田は2級の1路線とその他の3路線、計4路線、合わせて12路線をお願いしております。
次のページをお願いします。
中身について説明したいと思います。
まず、八幡平・尾去沢その他のあれですけれども……
(「省略」の声あり)
様式だけちょっと説明します。整理番号、それから路線名、それから起・終点、重要な経過地というふうなことになっております。
それから、次には位置図を示しておりますので、この路線番号と位置図とを参照していただきますと場所的なところはご理解できると、かように思っております。
次に、花輪地区も同じような内容となっておりますので、ご理解賜りたいと思います。
次に、十和田の2級でございますけれども、これについても路線番号から路線名、それから起・終点というふうなことになっております。
それから、十和田地区のその他というふうなことでございます。
次、議案第5号市道路線の廃止についてでございます。
道路法第10条第3項の規定により、市道路線を別紙のとおり廃止することについて議会の議決をお願いしております。
提案理由でございますけれども、幹線市道の改訂等に伴い、廃止しようとするものであります。
なお、これについては、八幡平・尾去沢地区は1級が1路線、花輪地区が1級が1路線、十和田地区が1級1路線、計3路線。それから、2級については十和田地区が1路線、その他については、八幡平・尾去沢地区が1路線、花輪1路線、十和田が3路線、計5路線、合わせて9路線についてお願いしております。
なお、内容等については、先ほど説明したように路線番号、路線名、それから位置図等で参照していただければご理解賜ると思います。
次に、議案第6号市道路線の変更についてでございます。道路法の規定によって、市道路線を別紙のとおり変更することについて議会の議決をお願いしております。
提案理由でございますけれども、幹線市道の改訂、都市計画道路の築造及び道路施設の改良等により、路線の一部を変更しようとするものであります。これが、この議案を提出する理由でございます。
なお、変更路線等については、まず、1級では八幡平・尾去沢地区が2路線、花輪地区が4路線、十和田地区が4路線、計10路線になっております。それから、2級でございますけれども、八幡平・尾去沢地区が2路線、花輪地区が2路線、十和田地区が3路線、計7路線。それから、その他でございますけれども、八幡平・尾去沢が6路線、花輪が2路線、十和田が9路線、計17路線、合わせて34路線でございます。
なお、この位置図についてちょっと説明したいと思いますけれども、この水色になっているのが変更後の路線になっております。それから橙色が変更前というふうな内容で、先ほど説明したような順番に路線番号から路線名、そして起・終点というふうなことで記載しておりますので、よろしくお願いします。説明を終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
産業振興部長。
○産業振興部長(木村久男君)
続きまして、議案第7号についてご説明を申し上げます。
議案第7号鹿角市
農業集落排水事業特別会計の繰入れの変更について。
鹿角市
農業集落排水事業特別会計は、鹿角市
農業集落排水事業推進のため、平成10年度鹿角市一般会計からの繰入れ 2,200万円以内を 2,900万円以内に変更する。
提案理由でございますが、地方財政法第6条の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。
今回の補正につきましては、国の第3次補正によりまして事業費ベースで1億円の追加配分を受けたことに伴う措置でございます。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○上下水道部長(賀川一男君)
議案第8号鹿角市
下水道事業特別会計への繰入れについて。
鹿角市
下水道事業特別会計は、鹿角市公共下水道事業推進のため、平成11年度鹿角市一般会計から3億 4,000万円以内を繰り入れるものでございます。
提案理由でございますが、地方財政法第6条の規定により、議会の議決をお願いするものであります。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
産業振興部長。
○産業振興部長(木村久男君)
続きまして、議案第9号鹿角市
農業集落排水事業特別会計への繰入れについて。
鹿角市
農業集落排水事業特別会計は、鹿角市
農業集落排水事業推進のため、平成11年度鹿角市一般会計から 2,200万円以内を繰り入れる。
提案理由でございますが、地方財政法第6条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○上下水道部長(賀川一男君)
議案第10号鹿角市
簡易水道事業特別会計への繰入れについて。
鹿角市
簡易水道事業特別会計は、鹿角市簡易水道事業推進のため、平成11年度鹿角市一般会計から 6,600万円以内を繰り入れるものでございます。
提案理由でございますが、地方財政法第6条の規定により、議会の議決をお願いするものであります。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
総務部長。
○総務部長(勝田 尚君)
議案第11号でございますが、議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてでございます。
議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
提案理由といたしましては、議案第11号及び13号、14号の3議案でございますが、これは、報酬、給料の額を改正するものでございます。
今回の改正に当たりまして、去る2月2日に鹿角市特別職報酬審議会を開催いたしまして、答申を得てこの実施のための条例の改正を提案するものでございます。
改正するための考え方についてでございますが、平成9年度、10年度の人事院勧告に合わせまして、1.78%をもとにいたしてございます。
審議会の意見といたしまして、いろいろ意見等ございましたが、結論といたしましてはぜひ改正するようにというご意見をいただいてございます。
次のページをお願いいたします。
議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の案でございますが、第1条の表報酬月額の欄中、議長でございますが「41万 9,000円」を「42万 6,000円」に 7,000円アップでございます。副議長「37万 9,000円」を「38万 5,000円」に 6,000円アップでございます。議員「35万 7,000円」を「36万 3,000円」に 6,000円アップに改めるものでございます。
附則といたしまして、この条例は平成11年10月1日から施行するものでございます。
次に、議案第12号でございますが、特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてであります。
提案理由といたしまして、鹿角市個人情報保護条例が平成11年4月1日から施行されることに伴い、同条例第26条の規定に基づき個人情報保護審議会を設置することから、当該審議会委員の報酬について規定するものであります。
なお、その報酬の額を 5,000円とするものでございます。
議案第13号でございますが、特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部改正についてでございます。
特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
次のページをお願いいたします。
第3条のところでございますが、3条第1項第1号中、市長でございますが「94万 4,000円」を1万 6,000円アップいたしまして「96万円」に改めるものでございます。助役につきましては「73万 4,000円」を1万 3,000円アップいたしまして「74万 7,000円」に改めるものでございます。収入役につきましては「66万 6,000円」を1万 1,000円アップいたしまして「67万 7,000円」に改め、また常勤の監査委員「61万 4,000円」を1万円アップいたしまして「62万 4,000円」に改めるものでございます。
この条例につきましては、平成11年10月1日から施行するものでございます。
次に、議案第14号でございますが、教育委員会の教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正についてでございます。
教育委員会の教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
次のページをお願いいたします。
第3条1項中、教育長「64万 8,000円」を1万 1,000円アップいたしまして「65万 9,000円」に改めるものでございます。
この条例は、平成11年10月1日から施行するものでございます。
○議長(佐藤洋輔君)
産業振興部長。
○産業振興部長(木村久男君)
議案第15号鹿角市中
山間地域振興基金条例の制定について。
鹿角市中山間振興基金条例を別紙のとおり制定するものであります。
提案理由でございますが、特定農山村総合支援事業によりまして、中山間地域の活性化を図る資金として基金を設置するため条例を制定するものでございます。
この条例の制定の理由でございますけれども、やはり鹿角の場合、中山間地域で生産条件が非常に不利だというふうなことで、農林業の活性化におきまして幅広い
地域活性化事業の財源に充てるために、平成11年の新規事業として国・県の助成を受け基金造成を行うものであります。
次のページ、お願いいたします。
事業の実施期間でございますが、平成11年から15年度までの5カ年でございます。
基金造成額が 2,250万円。国・県・市ともに3分の1ずつの 750万円ずつの負担というふうになります。
この基金を原資といたしまして、5年以内に地域の活性化に向けたソフト活動を展開してまいりたい、こういうことでございます。
それから、鹿角市中
山間地域振興基金条例の(案)でございますが、設置、第1条、特定農山村地域における農林業等の活性化のための基盤整備の促進に関する法律第4条第1項に規定する農林業等活性化基盤整備計画に基づく新規作物の導入等による農業経営の改善、安定、地域特産物の振興等を推進し中山間地域の主体的な創意工夫を生かした活性化を図るというふうなことで、振興基金を設置すると。
積み立てでございますが、第2条、基金として積み立てる金額は、予算で定める。先ほど申し上げた額でございます。
管理でございますが、第3条、基金に属する現金は、金融機関への預金その他確実かつ有利な方法により管理しなければならない。
運用収益の処理、第4条でございます。基金の運用から生ずる収益は、一般会計歳入歳出予算に計上して基金に繰り入れるものとする。
処分でございますが、第5条、基金は次の各号のいずれかに該当する場合に限り処分することができるというふうなことで、6項目挙げてございます。
委任でございます。第6条、この条例に定めるもののほか、基金の管理に関し必要な事項は市長が別に定めると。
附則でございますが、平成11年4月1日から施行すると、こういうことでございます。
ただ、第5条のの具体的な考えられます事業につきましては、新規作物とか冬期栽培、それから環境保全型農業の実戦的な栽培実証、それから認定農業者等の栽培技術の研修と、こういったことを想定してございます。
それから、の多様な担い手というふうなことからいきますと、農業人材育成塾の開催とか、認定農業者等に対します経営改善の支援というふうなことで、パソコン農業講座とか税務講習、そういったものが想定されます。それから、農村女性活動への支援としてセミナーとか海外研修、それから直売、農産加工グループの組織強化、調査研究、そういったことが想定されます。
それから、地域間交流促進のための事業としましては、農業祭等イベントによる地域内の消費者、生産者の交流活動の展開、それから首都圏におきます地域農産物の試食会及び特産品のPR等でございます。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
総務部長から発言の申し出がありますので、これを許可します。総務部長。
○総務部長(勝田 尚君)
一つ訂正をお願いしたいと思います。
先ほどの議案第2号の字の区域の変更のところの最後のところの残置森林面積のところで、今回の増による面積を17.265ヘクタール、合計 36.45ヘクタールと申し上げましたが、訂正は、1.726ヘクタール、合計 3.645ヘクタールと訂正をお願いしたいと思います。
○議長(佐藤洋輔君)
議案第16号について説明を求めます。市民福祉部長。
○市民福祉部長(花ノ木一好君)
議案第16号についてご説明申し上げます。
鹿角市
福祉事務所設置条例の一部改正についてであります。
鹿角市
福祉事務所設置条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。
提案理由でありますが、精神薄弱の用語の整理のための関係法律の一部を改正する法律の施行に伴い、条例を改正するものであります。
具体的に申し上げますと、「精神薄弱」という表現が不適切な表現ということで「知的障害」という表現に法律が改正になりましたので、条例を改正するものであります。
次に、一部を改正する条例(案)でありますが、第2条中「精神薄弱者福祉法」とありますものを「知的障害者福祉法」に改めるものであります。
附則は、平成11年4月1日からの施行であります。
次に、議案第17号鹿角市敬老祝い金支給条例の一部改正についてであります。
鹿角市敬老祝い金支給条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。
提案理由でありますが、敬老祝い金の支給年齢を改めるために、条例を改正するものであります。
具体的に申し上げますと、高齢化社会が進展する中で時代にふさわしい老人福祉政策を構築していくために、この機会に見直しをしようとするものであります。
次のページの改正する条例(案)でありますが、第2条敬老祝金は鹿角市に引き続き1年以上居住している者で、9月15日に満年齢が77歳、88歳及び99歳の高齢者に対して支給すると。これは、従来は77歳、80歳、88歳、90歳、99歳 100歳以上と、こういう支給内容になっておりましたものを改正するものであります。
それから、敬老祝い金については変わっておりませんが、77歳が 5,000円、88歳が1万 5,000円、99歳が3万円と。
なお、平成11年4月1日からの施行と、こういうことになります。以上であります。
○議長(佐藤洋輔君)
産業振興部長。
○産業振興部長(木村久男君)
議案第18号鹿角市
工場設置促進条例の全部改正について。
鹿角市
工場設置促進条例の全部を別紙のとおり改正するものであります。
提案理由でございますが、奨励措置の適用範囲拡大等のため、条例を改正するものでありますが、改正の理由といたしまして、昨今の少子化、求職側の意識の多様化に伴いまして、求人環境が非常に悪化してきておると。一方、設備の近代化、省力化が進みまして、従業員の必要数が減少してきておりまして、コスト対策もあってこの傾向がさらに続くのではないかと思われます。
このため、雇用創出に当たりましては、厳しい経済不況の中ではありますが、企業誘致や地場企業への育成に力を入れていく必要があり、その一環としてこの条例の改正を行うものであります。
改正の概要を申し上げます。
まず1点目としまして、奨励措置の適用拡大というふうなことで、まず一つ、常時雇用者の最低限度を10人から5人以上に緩和してございます。それから、雇用の形態が変化しておりますことから、第2条にあります一定期間以上勤務しますパート労働者、これにつきましても「常時雇用者」に加えるというふうなことでございます。
それから、2点目としまして、研究開発型事業所の字句の
削除というふうなことでございます。
旧条例で「研究開発型事業所」と表現いたしまして別扱いとしてまいりました情報処理関連の業種は、ソフトウエアにつきましても既に製造業の一つとして地位が確立されているため、「研究開発型事業所」の字句を
削除いたしまして、工場等に含め、対象業種の拡大を図ってございます。
それから3点目でございますが、助成措置の区別・整理でございます。
まず一つとして、用地取得助成金と工場建設助成金について旧条例では地場企業とそれ以外の企業に対する助成額の計算方法が同一の表中にありまして複雑であったために、算定方式をそれぞれ別の表にして差別化し、簡略化しております。
また、用地取得助成金につきましては限度額を引き上げております。
それから2つ目として、固定資産税の減免につきましては、従来どおり3年間と。それから、雇用人材育成奨励金を雇用奨励金に改めまして、また新規雇用に対しても助成し、さらに新卒者の採用を優遇してまいりたいというふうに考えてございます。
それから5点目ですが、特例事項の廃止というふうなことで、これは第4条に関係してまいりますが、旧条例で市長の指定認定によるところの奨励措置というふうなことがございましたが、実際の運用例がございません。というふうなことと、他の助成事例とのバランスを保つ必要があることから
削除してございます。
それから、今回の改正概要の大きな柱になります大規模企業の立地に関する特例でございます。後で説明申し上げますが、Aランクに該当する企業で常時雇用者の増加が 100人以上の場合、地場及び地場以外の企業を問わず工場建設助成金の限度額をそれぞれ2倍にするというふうな改正になってございます。
そこで、
工場設置促進条例の(案)でございますが、第1条の目的についてはそのままでございます。
第2条の関係から申し上げますと、「工場等とは」とありますが、旧条例では「工場等」の定義をうたっておりましたけれども、今申し上げました改正で具体的な業種を入れてございます。
それから、第2条の関係ですが、「常時雇用者とは」とありますが、先ほど申し上げましたとおり、2行目、ただしパート雇用者で1日5時間以上、月20日以上勤務する恒常的雇用者と認められるものは常時雇用者に含めるというふうな改正になってございます。
次のページ、お願いします。
第4条の関係でございますが、この関係につきましては旧条例では、「研究開発型事業所」というふうなことを表現していましたが、これを
削除いたしまして「奨励工場等」に改めてございます。その中のですが、雇用助成金の交付ということで、前は「人材育成の奨励措置」と、これを「雇用助成金の交付」に改正してございます。それから、そこの次にとして「その他市長が特に認める措置」と、こうありましたが、この点については実際の運用例がないということで
削除してございます。
次のページ、お願いします。
第9条の関係ですが、奨励措置の取消等でありますが、第9条、市長は奨励工場等が次項で定める奨励措置の適用期間内というふうな、この点を明記してございます。それに関連しまして、2項として奨励措置の適用期間は適用開始から3年間とするというふうなことになります。
補則でございます。第10条、この条例の施行に関し必要な事項は規則で定める。
附則、施行期日、この条例は平成11年4月1日から施行します。
経過措置、2ですが、この条例施行の際、改正前の鹿角市
工場設置促進条例の規定に基づいて奨励工場として指定されたものに対する奨励措置の適用については、なお従前の例によるというふうにしてございます。
次のページ、お願いします。
別表第1の関係ですが、用地取得助成及び工場建設の奨励措置でございますが、指定基準Aランクに土地の取得面積が2万平米以上とありますが、これは旧条例では3万平米以上と、こうありましたが、3万平米以上を2万平米以上に緩和してございます。
それから、用地取得助成金の限度額1億 5,000万円とありますが、これは旧条例では1億円でございます。
それから、Bランクでは用地取得助成金、従来は 8,000万円でございましたものを1億円、Cランクでは用地取得助成金が 5,000万円を 7,000万円。それから、工場建設助成金は、 1,000万円であったものを 2,000万円と。
それから、Dランクにつきましては、先ほど申し上げました常時雇用者が5人以上というふうなことを対象にしまして、Dランク地場企業のみというふうな形で考えています。
それから、その欄外にAランクに該当する企業で常時雇用者が 100人以上の場合は、工場建設助成金の限度額を2倍とすると、こういうふうな規定にしてございます。
これが、地場企業に対する奨励措置でございます。
次のページ、お願いします。
地場企業以外の企業につきましても、先ほどと全く同じでございまして、Aランク、土地の取得面積3万平米を2万平米に緩和してございます。
用地取得助成金につきましても1億円を1億 5,000万円。
それから、Bランクにつきましては、用地取得 8,000万円を1億円、Cランクにつきましては、用地取得を 5,000万円から 7,000万円。工場建設助成金を 1,000万円から 2,000万円と。
Aランクに該当する企業云々というのも前の文と同じで2倍でございます。
それから、固定資産税の減免の措置につきましては、従来どおり3年間減免するというふうになってございます。
それから、次のページ、お願いします。
雇用奨励の措置でございます。これは、先ほど申し上げました旧条例では人材育成の奨励措置となっていましたが、2行目、ただし、新卒者を採用したときは被雇用者1人につき年額20万円の額を交付するというふうなことで、新卒者の雇用奨励を図ってまいりたいと考えてございます。
これにつきましては以上でございます。
引き続き、議案第19号鹿角市
県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正についてでございます。
鹿角市
県営土地改良事業分担金徴収条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
これにつきましては、提案理由ですが、県営芦名沢地区ほ場整備事業を実施するため、条例の改正をお願いするものでございます。
芦名沢地区につきましては、受益面積が38ヘクタールでございます。それから、受益農家戸数が64戸、事業費が7億 1,000万円でございます。事業実施期間としましては、平成11年度から15年度まででございます。標準区画は、 100メートル×30メートルの30アール区画でございまして、同意の状況につきましては、2月16日現在で64名中63人というふうなことで、同意率98.4%と、こうなってございます。
次のページ、お願いします。
県営土地改良事業分担金徴収条例の一部を改正する条例(案)でございますが、第3条の表中、公害防除特別土地改良事業の下に県営土地改良事業、当該年度の芦名沢地区ほ場整備事業施行に要した経費のうち 100分の10に相当する額を入れて改めると。この条例は、平成11年4月1日から施行するものでございます。
次のページに新旧対照表がありますので、後でごらんいただきたいと思います。
次に、議案第20号鹿角市牧野条例の一部改正について。
鹿角市牧野条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。
提案理由でございますが、鹿角市牧野を集約管理するため、条例を改正するものであります。
そこで、改正の理由でございますが、畜産振興につきましては、輸入自由化以来、飼養農家が非常に厳しい状況の中にありまして、ガット・ウルグアイ・ラウンド対策とか諸施策が講じられておりますけれども、肉用牛の価格が低落しておりますし、また畜産農家の高齢化というふうなことで頭数並びに畜産農家も著しく減少してきておるというふうなことで、このような時代背景のもとに、数年来牧野の集約化というふうなことについて牧野の組合長さん方に説明し、協議してきた経緯があります。そこで、ようやく合意形成がなされまして、先般地区ごとに説明会を開催し、組合員からも了解を得たというふうなことでこの条例を改正すると、こういうふうなことになります。
そこで、改正の中身でございますが、まず第1点、放牧頭数の激減しました釜ノ沢と高清水牧野については廃止し、現在の8牧野を将来的には3牧野に集約していきたいと、これが第1点でございます。
それから、条例設置牧場の使用料金、これは牧野によってまちまちでございましたが、使用料金を統一すると。成牛使用料1日1頭当たり 250円に統一するというふうなことでございます。
これを受けまして、牧野草地改良事業の経費の分担金徴収条例は廃止すると。
それから、支援の拡大というふうなことで、畜産の維持・発展のために多頭放牧者に対する減免措置を講じてまいりたいと、こういうふうな考え方に立ってございます。
そこで、次のページをお願いします。
鹿角市牧野条例の一部を改正する条例(案)でございますが、第2条の表中、曙牧野、高清水牧野、釜ノ沢牧野とありますが、高清水と釜ノ沢を
削除しまして曙牧野など6牧野に改めるものでございます。
それから、第5条第1項を同条第2項とし、同項の前に次の1項を加えると。第5条、使用者1人につき5頭以上放牧した場合は、1頭につき5分の1に相当する使用料は、これを免除する。
別表を次のように改めるというふうなことで、成牛1日1頭当たり 250円、育成牛同じく1頭1日当たり 160円というふうなことで、4月1日から施行するというふうなことになってございます。
次のページに新旧対照表がありますが、ごらんいただきたいと思います。この現行の牧野から高清水と釜ノ沢を
削除して改正後というふうな形で、これに川島牧野が加わりまして6牧野と。
それから、次のページは牧野の区分をなくしまして、成牛と育成牛の単価を 250円と 160円に統一するというふうな形になってございますので、参考にしていただきたいと思います。
それから、議案第21号鹿角市川島牧野条例の一部改正について。
鹿角市川島牧野条例の一部を別紙のとおり改正するものとすると。これも提案理由は同じく、鹿角市牧野を集約管理するというふうなことの提案になります。
中身でございますが、第7条第1項を同条2項とし、同項の前に次の1項を加えるということで、減免措置をうたったものでございます。
それから、別表2金額の欄中、成牛「 100円」を「 250円」に、育成牛「30円」を「 160円」に改めるというふうなものでございます。それも4月1日から施行するというふうなことでございます。
次のページには新旧対照表がございますので、ごらんいただきたいと思います。
それから、議案第22号鹿角市牧野改良事業の経費の分担金徴収に関する条例の廃止について。
鹿角市牧野改良事業の経費の分担金徴収に関する条例を別紙のとおり廃止するものとする。
提案理由でございますが、鹿角市牧野を集約管理するため、条例を廃止するというふうなことでございます。
この件につきましては、議案第20号並びに21号で説明申し上げましたとおり、牧野の集約化に伴いまして使用料が「 250円」と「 160円」に統一されます。その関係から申し上げまして、使用料の統一された値上げ分の中に草地改良の分担金相当分を含ませると、こういうふうなことになってございますので、この条例を廃止するというふうなものでございます。
次のページには、廃止する条例(案)でございます。この条例は、公布の日から施行するというふうなことでございます。
次に、議案第23号鹿角市
熊取平共同利用模範牧場条例の一部改正についてでございます。
鹿角市
熊取平共同利用模範牧場条例の一部を次のとおり改正する。
提案理由につきましては、同じく牧野を集約管理するというふうなことのための提案でございます。
次のページには、第5条第1項を同条2項とし、同項の前に次の1項を加えるというようなことで減免措置をうたうものでございます。
それから、別表条件の欄中、成牛の月齢「18カ月」を「12カ月」に改め、金額の欄中「 233円」を「 250円」に改めると、こういうふうなものでございます。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
都市建設部長。
○都市建設部長(千田俊夫君)
私から、議案第24号鹿角市都市公園条例の一部改正について説明したいと思います。
鹿角市都市公園条例の一部を別紙のとおり改正するものであります。
提案理由でございますけれども、有料公園施設、テニスコートの設置及び管理運営を委託するため条例を改正するものであります。これが、議案を提出する理由であります。
次のページ、お願いします。
一部を改正する条例(案)でございますけれども、まず第19条第2項第1号中「別表第3」を「別表第3及び別表第4」に改める。
それから、別表第1を次のように改めるということで、18条関係でございますけれども、公園名は鹿角市総合運動公園でございます。それから、有料公園施設の名称でございますけれども、総合競技場、それからテニスコートというようなことになります。
それから、別表第3の次に次の別表を加えるというふうなことになっております。これは19条関係でございますけれども、これは、使用料金の上限額を定める金額でございます。したがって、参加料を徴収しない場合は1時間につき 315円、1日で 2,520円と。それから、参加料を徴収する場合においては1時間につき 630円の1日 5,040円というようなことで、備考欄については、1時間未満の端数については1時間と積算するというようなことでございます。
それから、2番目としては、夜間照明施設利用料金の上限額というふうなことでございますけれども、利用料金の上限額は 315円というふうなことになっております。それから、利用の単位は1時間につき 315円というようなことで、備考については、先ほど申し上げたような端数時間については1時間ということで利用料金を徴収したいというふうなことです。
附則は、平成11年4月1日から施行すると。
なお、この料金の算定については、市内のアメニティパーク等のテニスコートの利用等を参考にしながら定めておりますので申し添えておきます。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○上下水道部長(賀川一男君)
議案第25号鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について。
鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
提案理由でございますが、給水区域の新たな編入等に伴い、条例を改正するものであります。
次のページをお願いします。
改正の内容でありますが、第1条の次に第1条の2として水道事業の主要施設の名称及び位置を定めたもので、条例の整理を図るものでございます。
第2条の2項は、給水区域の変更でございますが、これは、産土神地区の給水区域変更認可の見通しが立ったことから、給水区域を別表として定めるものでございます。別表は次のページ以降でございますが、産土神地区の字稲荷川原、字百合沢、字杉沢を加え、給水区域の拡大を図るものでございます。表示としては、次のページの下から4行目と3行目にこの字名が記述されてございます。あわせて、現行は大字名あるいは集落名で給水区域が表示されておりますが、小字名の表示とするものでございます。
3項につきましては、給水人口の見直しにより3万 3,500人から3万 120人とするものでございます。
第8条は損害賠償の規定を、第9条は委任の規定を定めるものでございます。
附則として、この条例は、平成11年4月1日から施行するものでございます。
次に、議案第26号鹿角市水道料金及び手数料条例の一部改正について。
鹿角市水道料金及び手数料条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。
提案理由でございますが、算定方法の合理化等を図るため、条例を改正するものであります。
改正の内容については、新旧対照表により説明いたしたいので、次の次のページをお願いします。
まず、第2条でございますが、第2条は字句の改正でございます。
第6条は、1項に4号を加えるものでございます。
第7条は、中途使用の場合の料金について改正するものでございますが、現行は基本水量の2分の1以下使用の場合は、基本料金の2分の1とするということになっておりますが、これを日数により半月に満たない場合は翌月に加算し、半月を超える場合は1カ月として算定すると。月の途中において、用途または口径に変更があった場合もこの規定によることに改めるものでございます。
現行第8条の臨時使用の場合の料金については第7条の方に規定し、概算金の前納の部分については、
削除すると。
現行第9条は字句の整理をし第8条とし、第10条、第11条を1条ずつ繰り上げ、第9条、第10条とし、第12条中「詐欺」を「市長は、詐欺」に、「科する」を「科することができる」に改め第11条とし、第13条を第12条として、別表第2中第10条を第9条に改めるものでございます。
附則としてこの条例は、平成11年4月1日から施行するものでございます。
続いて、議案第27号鹿角市簡易水道条例の全部改正について。
鹿角市簡易水道条例の全部を別紙のとおり改正するものとする。
提案理由でございますが、設置及び管理に関する事項等の整備に伴い、条例を改正するものでございます。
次のページ、お願いします。
この全文を改正するものでございますが、上水道の条例に準拠したような形に簡易水道条例を改正するものでございます。したがいまして、全文を19条とするものでございます。現行の条文は39条でありますが、給水装置の使用材料等工事にかかわる部分を規則等に委ねるものでございます。
附則として、この条例は、平成11年4月1日から施行するものであります。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
総務部長。
○総務部長(勝田 尚君)
議案第28号平成10年度鹿角市
一般会計補正予算(第7号)でございます。
今回の補正につきましては、主として各事務・事業につきましての決算見込みに基づきまして調整の上、編成してございます。
歳入歳出予算の補正、第1条でございますが、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2億 5,945万 2,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 177億 9,760万 2,000円とするものであります。
2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものであります。
繰越明許費でございますが、第2条地方自治法第 213条第1項の規定によりまして、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、第2表繰越明許費によるものであります。
債務負担行為の補正でありますが、第3条債務負担行為の追加及び変更は、第3表債務負担行為補正によるものであります。
地方債の補正、第4条地方債の追加及び変更は、第4表地方債補正によるものであります。
6ページをお願いいたします。
第2表繰越明許費でありますが、国の3次補正にかかわる分が上から5件でございます。それから、その他が1件でございます。
第3表債務負担行為補正でございます。追加でございますが、これにつきましては、平成10年度担い手農業者経営安定対策事業費補助金でございますが、基金造成等が翌年度にまたがることから債務負担で実施するものでございます。
変更でございますが、これは、いわゆるスーパーL資金でございます。認定農業者に対する支援事業でございまして、変更前が対象者1人でありましたが、2人がふえたことによりまして変更するものでございます。1人から3人になったことによるものでございます。
8ページでございます。
地方債補正でございます。追加2件の 5,000万円の追加をお願いするものでございます。
変更でございますが、21事業、減額の5億 1,230万円でありますが、主なものは左側のデイサービスセンター整備事業 5,100万円の補正前の額に、補正後の額が 6,840万円となるものでありますが、これは対象事業費の増によるものであります。過疎債でございます。
それから、3つ飛びまして地域
農業総合支援センター建設事業でございますが、これは県の枠配分から調整され、過疎から補正予算債に変わるものでございまして、減額の 2,450万円でございます。
それから、右側に来まして3番目の公営住宅整備事業でございますが、これは申請取り下げによるものでございます。減額の3億 7,220万円となるものでございます。なお、補正後の額は8億 9,740万円となるものでございます。
次に、歳出の19ページをお開き願いたいと思います。
1款1項1目議会費でございますが、議会費におきましては、東北市議会議長会の海外行政視察等への不参加に伴う負担金の減額等でございます。
2款総務費でございますが、人件費の調整と庁舎の非常電源用バッテリー等の交換等の経費となってございます。
20ページをお願いいたします。
13目諸費の19節地方バス路線維持費補助金でございますが、これは2種が1路線、3種3路線、県単4路線、廃止代がえ1路線、市単1路線の補助金でございます。
企画費の25節積立金でございますが、これは、積み増し 5,000万円と利息分の積み増しをするものでございます。
25ページをお願いいたします。
6款1項8目19節の暗渠排水事業費補助金でございますが、これは上寺野地区が国の3次補正で採択になったことによるものでございます。 8.6ヘクタール、19戸、事業費 870万円の7割補助でございます。
27ページをお願いします。
8款2項3目13節委託料でございますが、これは、除雪の追加 5,000万円をお願いするものでございます。追加後の額は2億 2,157万 7,000円となるものでございます。
それから、河川費の河川総務費19節でございますが、急傾斜地崩壊対策事業費負担金、これは、国の第3次補正にかかわるものでございます。
5項2目関係でございますが、これは、花輪地区公営住宅建設事業の減額でございます。事業実施繰り延べによるものでございます。
30ページをお願いいたします。
12款1項1目、2目でございますが、これにつきましては、繰り上げ償還分でございます。平成3年度のアメニティパーク建設事業債及び調整額を含むものでございます。
歳入の10ページにお戻りください。
市税でございますが、市税につきましては、収入見込みによりまして税目ごとに調整いたしまして、市税全体で 996万 9,000円を補正財源といたしてございます。
2目の法人の現年課税分につきましては、不景気によります所得割の減収に伴うものでございます。
固定資産税の現年課税分につきましては、留保分の充当をするものでございます。2節の滞納繰越分につきましては、徴収率の増によるものでございます。
6款1項1目の自動車取得税交付金でございますが、これは景気の低迷によります自動車販売台数の減によります減額でございます。
7款地方交付税でございますが、今回の補正で残額全額でございますが 9,272万 3,000円を充当するものでございます。
12ページをお願いします。
11款2項1目民生費国庫補助金2節でございますが、これは、介護保険事務の電算処理、運用方式の開発事業及び既存システムの修正等にかかわる経費でございます。
3目土木費国庫補助金でございますが、これは、住宅建設の実施設計委託料の減でございます。
13ページの11款2項5目総務費国庫補助金でございますが、これにつきましては、地域振興券の事業費補助金でございまして、交付対象者の増によるものでございます。 500人増を見てございます。
それから、県支出金の12款2項1目1節でございますが、これは地方路線バス維持費補助金、先ほど説明いたしましたバス運行補助金、8路線のうち生活バス路線4路線、廃止路線代替バス1路線分でございます。
次のページをお願いいたします。
12款2項5目7節の山村振興対策費補助金でございますが、これは、経済対策第3次補正でございます。上寺野地区の暗渠排水事業にかかわる補助金でございます。
次のページでございますが、一番上の災害復旧費の関係でございます。これは、農地災害復旧費補助金。これにつきましては、補助率が50%から92.4%、それから下の農業用施設災害復旧費補助金が65%から96.9%、増蒿補助率に決定になったものでございます。
次のページをお願いします。
繰越金につきましては、前年度の繰越残金全額措置をするものでございます。
次のページの市債でございますが、市債につきましては、8、9ページの地方債で説明したとおりでございますので、省略させていただきます。
以上で
一般会計補正予算の説明を終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
市民福祉部長。
○市民福祉部長(花ノ木一好君)
議案第29号平成10年度鹿角市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。
予算の総額から、歳入歳出それぞれ 100万 6,000円を減額いたしまして、歳入歳出それぞれ32億 4,559万 3,000円とするものであります。
内容でありますが、まず歳入についてご説明申し上げます。
国民健康保険税でありますが、被保険者が、不況の影響であろうと思いますが、所得修正等がございまして、当初見込んだ国保税の収入見込みができないことになりましたので、 1,050万円を減額してございます。
次に、3款の国庫支出金でありますが、収納率向上特別対策事業補助金、これは制度が改正になりまして、特別財政調整交付金で措置するということになりましたので、一方を減額して一方を追加したものであります。
それから、療養給付費の交付金でありますが、退職被保険者の医療費の減少見込みとなりましたので、歳入を 4,430万円を減額しております。
また、老人保健の拠出金についてでありますが、従来退職分につきましては、70歳以上については交付がなかったわけでありますが、7月分から交付の法律改正になりましたので、改めて4,140万 6,000円を追加いたしたものであります。
それから、財政調整基金の繰入金でありますが、全体的な国保会計の収支の見込みから繰り入れをしないということにして減額いたしております。
それから、一般会計からの繰り入れでありますが、国保財政安定化支援事業分が基準財政需要額に算入されておるわけでありますが、当初で50%しか計上しておりませんで、今回残りを計上させていただいております。
それから、次のページの前年度繰越金でありますが、これまでの繰り越しの残 6,044万 3,000円を計上させていただいております。
それから、歳出でありますが、退職被保険者の療養給付費でありますが、医療費が当初の見込みより減少することになりましたので 5,000万円を減額しております。
それから、高額療養費についても同じでありまして 500万円を減額いたしております。
それから、財政調整基金の積立金でありますが、これも国保財政全般から見まして来年度以降の国保会計に対応するために 5,099万 4,000円積み立ていたしております。
次に、議案第30号平成10年度鹿角市
老人保健事業特別会計補正予算(第4号)でありますが、1億 7,510万 5,000円を追加いたしまして、歳入歳出それぞれ55億 9,848万 9,000円とするものであります。
説明の都合上、歳出からご説明申し上げますが、医療給付費で1億 7,200万円を追加しております。これは、被保険者がふえておることと、平成10年度は入院が非常にふえておりまして、医療費が不足を来すのかなということで1億 7,200万円を追加いたしております。
次に、歳入に戻りますが、医療費の交付金、これは従来いわゆる保険者が負担する70%分でありまして、それらに対応する分の1億 1,323万 1,000円を計上しております。
それから、国が医療費の負担分として20%分の負担があるわけですが 5,341万 9,000円、それから、同じく県が5%の負担分で 1,063万円、市がもう5%の負担があるわけでありますが、いわゆる過年度収入分を調整させていただきましたのでマイナス 280万 4,600円と、こういうことで10年度の決算事業の収支をうちたいと思っています。以上であります。
○議長(佐藤洋輔君)
都市建設部長。
○都市建設部長(千田俊夫君)
私の方から、議案第31号平成10年度鹿角市
高田地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について簡単にご説明申し上げます。
まず、第1条でございますけれども、21万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億 1,618万 1,000円とするものであります。
それから、第2条の繰越明許費でございますけれども、地方自治法に基づいて、これについては翌年度に繰り越して使用することができる経費は、第2表に記載しております。
次のページ、お願いします。
46ページの歳入から説明したいと思います。
歳入でございますけれども、3款の繰入金で他会計の繰入金というふうなことで、1目の一般会計の繰入金を21万円減額させていただいております。
次の47ページをお願いします。
47ページは歳出になっておりますけれども、歳出の事業費でございまして、 6,000円の減額というふうなことで、これは共済費の 6,000円と、それからあとは7の賃金と需用費との組み替えをお願いしておるというふうなことでございます。
それから、2款1項の公債費の2目利子でございますけれども、これについては20万 4,000円の起債償還利子の減額をお願いしております。
次に、45ページに戻っていただきまして、第2表の繰越明許費でございますけれども、これについて簡単にご説明したいと思います。
繰越明許費については、1億 170万 1,000円をお願いしております。これについては、公共施設管理者負担金と単独でございますが、補償費として1億 104万 5,000円、あとは事務費として65万 6,000円というようなことで1億 170万 1,000円でございます。
なお、関係者からは既に契約を済ませております。なお、これは一有限会社と一商業を経営する方でございます。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○上下水道部長(賀川一男君)
議案第32号平成10年度鹿角市
下水道事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。
第1条は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億 5,268万 4,000円を追加し、歳入歳出それぞれ15億 8,541万円とするものであります。
第2条の繰越明許費、第3条の地方債の補正については、次のページをお願いします。
第2表で、繰越明許費を公共
下水道整備事業として2億10万円、流域
下水道整備事業として5,746万 1,000円と定めるものでございます。
第3表は、地方債の補正でありまして、補正前が5億 6,360万円に1億 3,420万円を加え、補正後の額を6億 9,780万円とするものであります。
予算の説明は事項別にしますので、次の52ページをお願いします。
今回の補正は、それぞれ決算見込みにより調整いたしております。
まず歳入でございますが、3款の国庫支出金1億円の追加でございますが、これは国の3次補正によるものでございます。
4款の繰入金で1項1目一般会計繰入金57万 7,000円の減額でございます。
5款の繰越金でございますが、前年度繰越金の未計上分 2,009万 9,000円を追加するものでございます。
6款の諸収入1項1目雑入で受託工事負担金 103万 8,000円の減額でございます。
7款は市債でございまして、1億 3,420万円の追加をお願いするものでございます。
次のページ、お願いします。
歳出でございますが、1款下水道事業費1項1目一般管理費の3節、4節は、人件費の調整でございます。工事請負費において 103万 8,000円の減額、負担金補助及び交付金で 750万 3,000円の追加。2目の事業費で、工事請負費の下水道整備工事費追加1億 9,860万円、負担金補助及び交付金で流域下水道鹿角処理区建設費負担金 4,664万 6,000円の追加をお願いするものでございます。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
産業振興部長。
○産業振興部長(木村久男君)
続いて、議案第33号平成10年度鹿角市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
歳入歳出予算の補正でございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億 107万 5,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億 9,819万 8,000円とするものでございます。
2項歳入歳出の予算の補正につきましては、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。
繰越明許の関係、第2条でございますが、これにつきましては、第2表繰越明許費によるというふうなことで、地方債の補正、第3条、地方債の変更は、第3表地方債補正によるものでございます。
次のページ、お願いします。
今回の補正につきましては、県支出金として 6,550万円見ておりますが、国の第3次補正によりまして、事業費1億円のベースで追加配分を受けましたので、国50%、県15%。さらに、事務費としまして国が事業費の1%の50%というふうな形の 6,550万円を歳入として見たものでございます。
繰入金につきましては、先ほど議案第7号でお願いしました繰入金の変更に伴います 707万5,000円、それから4の市債につきましては 2,850万円を追加いたしまして、トータルで1億107万 5,000円を追加し、合計額では2億 9,819万 8,000円となるものでございます。
歳出も同額でございます。
次のページですが、第2表繰越明許費でございます。これにつきましては、1億 5,172万円の繰越明許をお願いしてございますが、この主なものは工事請負費、これは管路の敷設工事でございますが、この関係が1億 4,670万円というふうなものが残ってございます。
それから、設計委託、それから需用費、旅費そういったものを含めまして1億 5,172万円となるものでございます。
それから、地方債の補正でございます。変更ですが、
農業集落排水事業ということで限度額5,650万円に 2,850万円を追加いたしまして、 8,500万円というふうになるものでございます。
61ページをお願いいたします。
歳出でございますが、今回1億 107万 5,000円の追加でございますが、歳出の主なものは需用費、消耗品費につきましては、工事用事務用消耗品の追加、それから13節委託料につきましては、設計積算電算処理の業務委託というふうなことで 188万 9,000円でございます。それから、15節工事請負費 9,720万、これにつきましては、管路敷設工事というふうなことで 850メートル予定されてございます。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○上下水道部長(賀川一男君)
議案第34号平成10年度鹿角市
簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。
次のページ、お願いします。
歳入の補正でございますが、調整でございまして、3款の一般会計繰入金 121万 1,000円を減額し、4款の繰越金に同額の追加をお願いするものでございます。
次に65ページ、お願いします。
議案第35号平成10年度鹿角市
上水道事業会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。
予算の内容につきましては、補正予算の資料で説明したいと思いますので、74ページをお願いします。
収益的収入及び支出でございます。
収入では、1款1項1目その他営業収益で手数料の減額70万円をお願いしております。
支出では、1款1項4目の総係費で、70万 3,000円の追加となるものでございますが、これは手当と人件費にかかわる下水道会計との調整でございます。
資本的収入及び支出でございますが、支出において、2目の設備改良費の工事請負費 861万4,000円の減額でございますが、これは浄水場施設関係機器及び計器交換工事で 226万 1,000円、配水施設関係機器及びフェンスの交換工事の関係で 635万 3,000円の減額をお願いするものでございます。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
2時50分まで休憩いたします。
午後2時41分 休憩
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前2時53分 開議
○議長(佐藤洋輔君)
再開いたします。
議案第36号からお願いします。総務部長。
○総務部長(勝田 尚君)
議案第36号平成11年度鹿角市一般会計予算でございますが、歳入歳出予算、第1条、歳入歳出の総額は、歳入歳出それぞれ 181億 1,716万 6,000円と定めるものでございます。2項歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるものでございます。
債務負担行為でございますが、第2条、地方自治法第 214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、第2表債務負担行為によるものでございます。
地方債でございますが、第3条、地方自治法第 230条第1項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、第3表地方債によるものでございます。
一時借入金、第4条、地方自治法第 235条の3第2項の規定による一時借り入れの最高額は、16億円と定めるものでございます。
歳出予算の流用でございますが、第5条、地方自治法第 220条第2項ただし書きの規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりとするものであります。1項の1でございますが、各項に計上した給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用でございます。
平成11年3月3日提出でございます。
8ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございますが、債務負担行為は、次の2件をお願いするものでございます。下の方の官公庁施設集約化整備事業用地の関係でございますが、これは鹿角営林署敷地として予定しております 4,412平米にかかわるものでございます。
第3表地方債でございますが、一番下の住民税等減税補てんを含めます24事業15億 6,530万円の起債を発行するものでございます。
次に、事項別明細により説明いたしますが、説明の都合上、歳出から説明いたします。歳出の81ページをお願いいたします。
1款議会費でありますが、議員報酬24人分、職員7人分及び議会運営経費であります。
83ページをお願いします。
2款総務費でございますが、人件費、庁舎管理等の経費でございます。
99ページをお願いいたします。
10目の地籍調査費でございます。今年度は調査区域を花輪の町部、それから八幡平の長嶺地区を予定してございまして、計画面積は3.92平方キロメートルでございます。
133ページをお願いいたします。
民生費でございますが、民生費は予算全体の27%を占めておりますが、この内容は高齢者福祉を初め身体障害、それから児童、さらには低所得者の福祉対策でありますが、11年度には、新たにデイサービスセンター建設、それから毛馬内保育園の建設等を見てございます。
163ページをお願いします。
4款衛生費でございますが、ここは斎場及びごみ処理、し尿処理等の鹿角広域行政組合負担金が62%を占めてございますが、そのほか人間ドック、成人病対策等の経費が主なものでございます。
179ページをお願いします。
6款農林水産業費でございますが、 193ページをお願いします。農林水産業費の8目山村振興事業対策費でありますが、山村事業等農林漁業特別対策事業の関係でございます。農道3路線、集落道2路線、流雪溝1カ所、防火水槽1基を予定してございます。
203ページをお願いいたします。
13目
農村総合整備事業費でございますが、これは農道整備松館大里線、それから集落道四ツ谷高清水線、ほ場整備は山田地区、それから下川原地区の多目的集会施設及び農村公園等の整備を予定してございます。
231ページをお願いいたします。
8款土木費でございますが、土木費の 242ページをお願いいたします。15節の工事請負費等でございますが、これは道路新設改良費等の工事費でございます。市道路線整備事業でございますが、道路整備改良38路線、舗装31路線、側溝21路線を予定してございます。
次に、 251ページをお願いいたします。
8款土木費5項住宅費の住宅建設事業費でございますが、これは花輪地区公営住宅建設事業にかかわる経費でございまして、用地取得及び用地造成の所要の経費を措置してございます。
257ページをお願いします。
10款教育費でございますが、教育費の 265ページをお願いいたします。通学対策費でございますが、ここは、市内小・中学校の通学のためのスクールバスの委託及びバス購入費1台分等を見てございます。
267ページをお願いします。
2項小学校費の 270ページをお願いします。15節の工事請負費でございますが、これは、八幡平小学校の大規模改造事業でございます。特別教室棟を予定してございます。
284ページをお願いします。
一番下の工事請負費でございますが、これは大湯環状列石の環境整備工事費でございますが、平成10年度から5カ年の事業で実施しておるものでございますが、地形復元、遺構復元等を予定してございます。
311ページをお願いいたします。
12款公債費でございますが、公債費におきましては、起債の元金償還金と一時借入金の利息を計上してございます。
315ページをお願いします。
14款予備費でございますが、前年度と同額の 1,500万円を計上してございます。
歳入に戻っていただきます。39ページをお願いします。
39ページの歳入の1款市税でございますが、市税につきましては、全体では個人住民税の所得割の恒久減税が実施されることや景気の低迷によりまして、法人税額の大幅な減収が見込まれますが、固定資産税、市たばこ税の増収を見込み、前年度とほぼ同額の34億 2,838万 9,000円となってございます。
43ページをお願いいたします。
7款の
地方特例交付金でございますが、これは恒久的な減税に伴う地方税の減収の額の一部を補てんするため、地方税の代がえ的性格を有する財源として交付されるものでございます。
45ページをお願いいたします。
8款の地方交付税でございます。地方財政計画では前年度比の19.1%増となってございますが、都市部の税収の減収に伴います財源対策に回るものと見込まれるところから、伸びは期待できない状況にございます。普通交付税は、前年度予定額の99.5%に当たります68億 172万 5,000円を、特別交付税につきましては、前年度と同様の8億 5,000万円を計上してございます。
51ページをお願いいたします。
12款国庫支出金でございますが、54ページをお開きください。12款国庫支出金の1目民生費国庫補助金でございます。2節の老人福祉費補助金でございますが、その一番下のところにあります社会福祉施設整備事業費補助金は、
デイサービスセンター建設事業にかかわるものでございます。4節の児童福祉費補助金の社会福祉施設整備事業費補助金につきましては、毛馬内保育園の建設費の補助金でございます。
56ページをお願いいたします。
5節の社会教育費補助金、国宝重要文化財等保存活用施設整備費補助金でございますが、これは大湯環状列石にかかわる環境整備事業の事業分でございます。下の史跡等購入費補助金につきましては、公有化事業に伴うものでございます。
62ページをお願いいたします。
下から2番目の山村振興対策費補助金でございますが、これは山村振興等農林漁業特別対策事業費補助金でございまして、農道3路線、集落道2路線、流雪溝1カ所、防火水槽1基にかかわるものでございます。
64ページをお願いいたします。
上の農地費補助金でございますが、これにつきましては松館大里線、四ツ谷高清水線、山田地区のほ場整備等の補助金でございます。
69ページをお願いいたします。
16款繰入金1節の減債基金繰入金でございますが、これは財源対策債に充当するものでございます。
77ページをお願いいたします。
19款市債につきましては、8ページにおいて説明したものでございますから、省略させていただきます。以上で説明を終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
市民福祉部長。
○市民福祉部長(花ノ木一好君)
9ページをお開きいただきたいと思います。
議案第37号平成11年度鹿角市
国民健康保険事業特別会計予算についてご説明申し上げます。
歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ32億 2,512万 6,000円と定めるものであります。以下条文は省略させていただきます。
事項別明細書によって説明申し上げますが、 331ページをお開きいただきたいと思います。
まず、国民健康保険税でありますが、一般被保険者の保険税は現年度分は95.6%を見ております。それから、滞納分については22.6%ということで収入見込みをしております。
それから、国庫支出金の療養給付費負担金あるいは老人保健医療費の拠出金等につきましては、それぞれルールに基づきまして40%分を計上いたしております。
同じく、財政調整交付金につきましても、いわゆる市の負担分から国庫分を差し引いた23%分ということで計上しております。
なお、特別財政調整交付金につきましては、レセプト点検等のルール分のみにとどめております。
それから、療養給付費の交付金でありますが、退職の医療費が増加の見込みになっていますので12.2%増で計上しております。
それから、次の 335ページでありますが、繰入金、財政調整基金の繰入金、これは対前年度で27%ばかりの減少で見込んでおりますが、補正のときも申し上げましたが、いわゆる70歳以上の拠出金の交付金が交付されることになったこと、それから一般会計からの繰り入れ等も財政安定調整交付金等も全額見ましたので、繰り入れを大幅に減少させております。
それから、逆に次の8款の一般会計の繰入金がいわゆる財政安定化支援事業分を満額見ましたので、大幅に22.1%増になっております。
次に、歳出でありますが、 342ページをお開きいただきたいと思います。
徴税費のところに、賦課徴収システム修正業務委託料というのを計上しておりますが、これは、平成12年度から介護保険が始まるわけでありまして、国保に保険料を上乗せして徴収するということになっていますので、現在のソフトのシステムを修正する経費でございます。
それから、 345ページでありますが、療養給付費であります。一般被保険者については、被保険者が年々減少傾向にありますので、それらの医療費を推計いたしまして12億 2,080万円を計上しております。
それから、退職被保険者は逆にふえる見込みになっておりまして、6億 160万円計上いたしております。
それから、 349ページでありますが、老人保健拠出金についてでありますが、ここでは前年度に比較しまして 2.6%減の9億 1,305万 6,000円計上してございますが、これは昨年度から老人加入率の上限が25%から30%に改正になっておりまして、その分拠出金が減ったということになっています。そういうことで、減収を見込んでおります。以上であります。
次に、また前の方へ戻っていただきますが、14ページの議案第38号平成11年度鹿角市
老人保健事業特別会計予算についてであります。
歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ56億 7,349万 2,000円と定めております。
事項別でご説明申し上げますが、 364ページをお開きいただきたいと思います。
医療費交付金は、いわゆる保険者が負担する70%分を計上しておりまして36億 6,073万 1,000円であります。それから、国庫支出金の国庫負担分の20%分13億 1,920万 9,000円、それから県の支出金でありますが、県が5%分を負担するルールになっておりまして3億 2,980万 2,000円、それから市負担分も5%プラス人件費分も計上しておりまして3億 4,702万 3,000円を計上しております。
それから、歳出でありますが、 368ページであります。
2款の医療諸費、いわゆる医療給付金でありますが、老人医療は大変医療費が増加傾向にございまして、5%増の56億 705万 3,000円と、こういうことで医療費を見込んでおります。
それから、また前に戻っていただきまして、17ページの議案第39号平成11年度鹿角市
老人訪問看護事業特別会計予算であります。
歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ 1,568万 9,000円と定めております。
次に、事項別明細でご説明申し上げますが、 379ページの歳入からご説明申し上げます。
いわゆる老人訪問看護事業として11年度対象としておりますのは、37名を計上いたしております。利用料につきましても今年度と同じ1回1人 250円と、こういうふうに定めております。利用料が71万円、残りは支払基金から交付になるわけでありますが 1,497万 7,000円ということであります。
次に、歳出でありますが、 382ページであります。
この老人訪問看護事業というのは、いわゆる訪問看護する看護婦の人件費がほとんど全部でありますから、人件費とそれらの医薬材料費といいますか、それらの経費を計上いたしております。以上であります。
○議長(佐藤洋輔君)
都市建設部長。
○都市建設部長(千田俊夫君)
私の方から議案第40号平成11年度鹿角市
高田地区土地区画整理事業特別会計予算についてご説明申し上げます。
第1条関係でございますけれども、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ3億 8,184万9,000円と定めるものであります。2項として、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によります。
説明の都合上、事項別明細書で説明したいと思いますので、 386ページをお開き願いたいと思います。
歳入でございますけれども、まず保留地処分金というようなことで 1,400万円今回お願いしております。これは、付保留地2件分と一般分の5件、さらには分割納入がございますので、その3件分を含めまして 1,400万円をお願いしております。
それから、繰入金ですけれども、これは一般会計からの繰入金のことで、3億 6,784万 8,000円をお願いしております。
あとは分担金関係については廃項というようなことになっております。
次のページ、お願いします。
歳出でございます。歳出の2目の事業費でございますけれども、これについては 389ページの委託料の 2,853万 6,000円でございますけれども、これは支障物件調査積算委託料というようなことでございまして、実は平成12年分についての6件の関係の調査積算、さらには11年度分の9件分にかかわる再積算というようなことで 800万円をお願いしております。
あとそのほか15節の工事請負費でございますけれども、これについては造成工事費というようなことで5カ所分で 5,700平方メートルを見ております。それから、道路築造工事費でございますけれども、これは3路線の 344メートルを見ております。それで、 9,667万円をお願いしておるということでございます。
それから、22節の補償、補填及び賠償金でございますけれども、これは、まず7件分というようなことで、これは4戸の16棟というようなことを見ております。それから、上水道の布設、電柱関係、それから農業施設関係というようなことで、ここで1億 9,904万 2,000円をお願いするというふうなことでございます。
それから、2款の公債費でございますけれども、これは、1目の元金、2目の利子というようなことで 3,301万 8,000円をお願いしております。以上で説明を終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○上下水道部長(賀川一男君)
23ページをお願いします。
議案第41号、平成11年度鹿角市
下水道事業特別会計予算についてご説明いたします。
第1条は、歳入歳出予算の総額でございますが、それぞれ11億 5,754万 3,000円と定めるものであります。
第2条は地方債の定め、第3条は一時借入金の定めでありますが、借入金の最高額を5億円と定めるものであります。
399ページをお願いします。
歳入でございますが、主なものは、1款1項の負担金でございまして、これは受益者の負担金でございます。
2款1項の下水道使用料は、下水道の使用料であります。
3款1項の国庫補助金は、下水道事業費4億円に対する国庫の補助金でございます。
4款は、一般会計からの繰入金でございます。
次のページ、お願いします。
5款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
6款1項の雑入は、消費税の還付金と県が実施しております谷地田町街区事業にかかわる公共升の移転に対する県の負担金でございます。
7款は市債でございます。
歳出は次のページをお願いします。
1目の一般管理費でございますが、主なものは13節の委託料でございまして、これは下水道台帳の作成及び下水道管渠内のテレビ調査と清掃並びに大湯真空ポンプステーションの設備保守管理委託料でございます。
次のページ、お願いします。
15節工事請負費は、下水道の補修、受託工事費でございます。
19節の流域下水道鹿角処理区の負担金は、汚水処理に対する処理区の負担金でございます。それから、焼却施設維持管理負担金、水洗化利子補給費補助金等であります。
2目の事業費13節委託料でございますが、次のページ、お願いします。土質調査及び実施設計委託料であります。
15節の工事費は下水道管 4,100メートルにかかわる工事費でございます。
19節の負担金、補助及び交付金でございますが、流域下水道の負担金1億 1,401万円は事業費7億 1,258万円に対する負担金でございます。
22節の補償、補填及び賠償金は、水道管等支障物件の補償費でございます。
2款は公債費、3款は予備費でございます。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
産業振興部長。
○産業振興部長(木村久男君)
続きまして、議案第42号平成11年度鹿角市
農業集落排水事業特別会計についてご説明を申し上げます。
歳入歳出予算、第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ2億 2,581万 9,000円と定めるものであります。
地方債の関係につきましては、第2条、第2表地方債によるものでございます。
説明の都合上、事項別明細につきましては 418ページの方をお開きいただきたいと存じます。
歳入でございます。
1款1項1目1節
農業集落排水事業費補助金でございますが、この件につきましては、事業費2億円に対する国50%、県15%、事務費は国が事業費の1%のさらに50%という形のものを見ておるものでございます。
繰入金につきましては、議案第9号でお願いしました一般会計からの繰入金でございます。
それから、3款繰越金は存置項目でございます。
4款諸収入につきましては、消費税の還付金というようなことで、昨年度支出いたしました委託料とか工事請負費、この関係から国県の補助金を差し引いた一般財源に対して消費税相当額が返ってくるというふうなことで見ておるものでございます。
それから、5款市債につきましては、補助分、補助特例措置分、単独分等合わせまして 7,190万円を見ているものでございます。
次のページ、お願いいたします。
歳出でございます。
1款事業費の関係でございますが、2節、3節、4節につきましては、職員1名にかかわる人件費でございます。賃金につきましては、1人分1年分でございます。それから、旅費につきましては、県協議ほか技術研修等の旅費でございます。
11節需用費の関係で消耗品ですが、工事用とか事務用の消耗品、それから研修会等の資料代でございます。
それから、燃料費につきましては、公用車の分。印刷製本費につきましては、工事用の写真、さらに
農業集落排水事業にかかわるパンフの印刷というふうなことを予定してございます。
それから、13節委託料につきましては、設計積算電算処理業務委託 417万 7,000円でございます。それから、実施設計委託料が41万 8,000円でございます。
それから、14節の使用料及び賃借料につきましては、これは現場用の車リースしておりまして、リース車の借り上げでございます。
それから、15節の工事請負費でございます。1億 9,370万円は管路工事 1,800メートルを予定しているものでございます。
18節備品購入費、OA機器の購入費50万円でございます。
それから、19節負担金、補助及び交付金につきましては、上から三つにつきましては年会費の定額でございます。それから、下の諸会負担金につきましては出席者負担というふうなことになってございます。
次のページ、お願いいたします。
次は、22節補償、補填及び賠償金 1,200万円でございますが、これにつきましては、既存の簡易水道組合所有の配管に対する補償というふうなことを見込んでおりまして4工区分見ております。
それから、2款公債費につきましては起債償還の利子でございます。
3款予備費10万円というふうなことになってございます。以上でございます。
○議長(佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○上下水道部長(賀川一男君)
31ページをお願いします。
議案第43号平成11年度鹿角市
簡易水道事業特別会計予算についてご説明します。
第1条は、歳入歳出予算の総額でございますが、歳入歳出それぞれ 9,117万 5,000円と定めるものであります。
431ページをお開き願います。
歳入でございますが、主なるものは1款の使用料及び手数料で、この大部分は水道使用料でございます。
3款は繰入金でございますが、これは全額一般会計からの繰入金でございます。
435ページをお願いします。
次に、歳出でございますが、1款1項1目の一般管理費は人件費2名分ほか集金等の委託の経費であります。2目の施設管理費は、四つの簡易水道施設にかかわります維持管理の費用でございます。
次のページをお願いします。
この15節の工事請負費の主なものは、浄水場の計器類の交換工事にかかわるものでございます。
2款の公債費は、起債の元利償還金でございます。
次に、前に戻って34ページをお願いします。
議案第44号平成11年度鹿角市
上水道事業会計予算でございます。
第1条は総則、第2条は業務予定量、第3条は収益的収支、第4条は資本的収支、第5条は企業債の目的等、限度額は4件で1億 5,120万円と定めるものでございます。6条は一時借入金の限度額を1億円と定めるものでございます。7条は流用の規定を、8条は棚卸資産の限度額を定めるものでございます。
次に、資料で説明したいと思いますので、 459ページをお願いします。
収益的収入及び支出の収入でございますが、1款水道事業収益で、この主なものは1項1目の給水収益5億 2,550万円の水道料金であります。
2項の営業外収益では、預金利息と雑収益であります。
次のページ、お願いします。
支出では、1項1目の原水及び浄水費は、花輪・十和田浄水場にかかわる職員の人件費1人分と施設の維持管理費用であります。
2目は、配水及び給水費ですが、次のページ、お願いします。ここでは、配水管、配水池等の施設の維持管理費とこれにかかわる人件費1人分、委託料の管路図作成、漏水調査、修繕料では配水池の外壁、配水管等施設の修繕、検満メーターの取りかえ経費等が主なものでございます。
3目受託工事費 600万円でございますが、これは他事業関連に伴う給水装置の受託工事費であります。
4目の総係費は、事務管理にかかわる費用でございまして、主なものは人件費5人分と、次のページですが、集金・検針委託料13人分等の経費でございます。
5目の減価償却費1億 5,579万 2,000円でございますが、これは平成11年度分の固定資産の減価償却費でございます。
2項の営業外費用1億 3,070万 5,000円でございますが、これは企業債利息と水道設備資金の預託金、消費税等でございます。
次のページ、お願いします。
3項1目の固定資産除却損 500万円は、配水管移設等によりまして生じる除却損であります。
次のページ、お願いします。
資本的収入及び支出の収入でございますが、1款資本的収入では1項の補償費 2,760万円の主なものは、他事業関連にかかわる配水管の移設補償費でございます。
2項1目の国庫補助金 385万円は、砂子沢ダムにかかわる水源開発等施設整備費補助金でありまして、負担金の2分の1の補助分であります。
3項の企業債でありますが、これは設備改良、配水管整備、老朽管更新等の起債でございます。
4項出資金は、一般会計からの出資金でございまして、砂子沢ダムと老朽管更新事業にかかわる分でございます。
次のページでございますけれども、資本的支出でございますが、2目の設備改良費 8,300万円でございますが、これは浄水場の計器類の取りかえが主なものでございます。
3目の施設拡張費 8,891万 2,000円でございますが、これは人件費1人分と大湯中通り東町線の配水施設の拡張工事費及び八幡平地区ほかの配水管の拡張工事費であります。
4目の他事業関連施設整備費 6,300万円の主なものは、公共下水道工事費が 3,000万円、県道関連工事費が 2,200万円でございます。
5目の水源開発事業費 770万円でございますが、これは砂子沢ダムにかかわる負担金でございまして、事業費7億に対し 1.1%でございます。
2項の企業債償還金は、企業債の償還元金でございます。終わります。
○議長(佐藤洋輔君)
以上をもちまして、提案理由の説明を終わります。
明4日から7日までは、議案調査及び休日のため、本会議は休会いたします。
以上をもちまして、本日予定いたしました議事日程は全部終了いたしました。ただいまの時刻をもって散会いたします。
午後3時33分 散会...